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よもやまストーリー  作者: 妻戸裕次


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14/24

第14話「邪馬台国、知らんけど…

卑弥呼が治めた邪馬台国。

それは九州か、大和か、はたまた夢の続きか。


地図に描こうとすれば、すっと逃げて、議論で捕まえようとすれば、くすっと笑う。


もしかすると——

邪馬台国とは「場所」ではなく、人が不安な夜に思い出す、“誰かが導いてくれる国”だったのかもしれへん。知らんけど……


道に迷ったとき、心の中にふっと現れる、あの灯り。


そこに卑弥呼はいて、

「こちらですよ」と、言うでもなく導く。


だから邪馬台国は、今もどこかにある。知らんけど……


誰もが少し迷った、その時に。


歴史とは、事実の積み重ねでありながら、想像の遊び場でもある。


太子の馬小屋でも、卑弥呼の水辺でも、どこでもいい。


大事なのは——

「ちょっと面白く考えてみる余白」が、まだ残っていること。それが、ロマンかも……。


知らんけど……

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