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俺の初恋は若年性  作者: わたしはオジヘル
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ナイス!

本日、バナナプリンとアイスクリームをお土産にテレジアを訪ねました。きのう行けなかった散歩に連れ出したかったのだけれど、風が出て敢えて散歩というほどの陽気でもないからまたの事にしました。


大層興味深いことが色々あったので、ここでご披露したいと思います。


旧同僚には白い眼で見られる乃至シカトされるだろうと、左の想定でエントランスを入りました。廊下を通ってテレジアの居室に入るまで、想定通り。想定の範囲内というやつです。


ところがどうでしょう。テレジアに対していると、「トン、トントン」と。女性職員が。(オバヘルなんて下品な言葉は使いません。女性職員の中でも結構気が合う、仲良くした旧同僚です。)


開口一番、「ブラザーイソスケ、ナイス!」ですって。私は目が点。最初、何を言われているのか、解釈できないで、一二秒ぱちぱち。


「グッジョブ。頑張って。応援してるから。」


ベッドで横になったテレジアに向かって、


「テレジアさんが羨ましい。ブラザーイソスケに愛されてるね!」


しかもです。かの施設長──先晩このメール↓を寄こした男です。


『(前略)

ちゃんと通すなら、順番と出し方が大事だと思う。

明日、正式にどう動くか一緒に整理しよう。

必要なら自分も動く。

だからお願いがある。

今夜だけでいいから、新しい投稿は止めてほしい。

一晩置いてからでも遅くない。

あなたが損をしない形で進めたいと思ってる。』


本当に動いていたのでした。本部に呼び戻されちゃったそうな。しばらくそっち勤務になった。だから、今は施設長不在。明日っから代理の施設長が来るんだとか。金曜日の話し合いで当の下手人が見えないから変だなとは思いましたが、そういうわけでしたのね。


「これからどんどん職員を入れるんだって!イソスケ君のお陰だよ。もう、ここどうなってんのってぐらいだったからね、人がいなくて。入ってもすぐ辞めちゃうし、派遣はバックレるし。みんなイソスケ君に感謝してるよ。感謝してないのは飛ばされたやつとポチたちだけ。みんな無視でいいから。」


裏ではちょっとしたヒーローになっていた。


「お二人でごゆっくり。ひゅーひゅー。」


テレジアは聞いていたのかいないのか、ニコニコしながら立ち去るのを目で追っていました。


想定外とは今日のことでした。


(先回りして申し上げます。上で登場した「女性職員」は、「女性」でなかったかも知れません。男性だった可能性がある。複数人か知れなかった。仮に女性一人を想定した登場場面に、更にいくつか脚色を加えて書きました。職員が誰だったか特定できない工夫がしてあります。)

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