あそこの続きです。
和式美女ドクターへ:
和風美女にしたって、やはり汗をかくのでは?
僕は朋子の汗っかきなところが堪らなく可愛くて好きなのですが。ダメでしょうか。
仮の話ですが、もし、和「風」美女でなしに、和「式」美女であれば、真夏でも涼しい顔をして汗をかかないでいる身のポーズが思い浮かびます。
ドクター真菜は和式美女、僕の朋子は和風美人、ということで手を打ちませんか。
僕は「美女」という言葉も、朋子に使いたくない。しっくりこない。
しかし、なんぼ和式美女といったって、赤道に近いマニラへ持っていけば少しぐらい汗をかきませんか。
まあ、それはそれとして。
今朝は楽しかった!お父さんのリードで会場が一斉に歌い始めるのを聞くと涙がでます。
ありがたいお父さんです。実に恩人です。
もし、お父さんが真菜ちゃんに教えなかったなら、僕がネットで書き散らす物なんか知るよしもなかった。
こういう物を書いている男がいると、わざわざマニラの病院でブラウザを開いて見せたから、真菜ちゃんの目にもとまった。
フィリピンにいる真菜ちゃんと、日本にいる僕とがつながった。
真菜ちゃんの紹介で、僕は短大時代の朋子に出会えた。巡礼旅行から帰国した朋子に出会えた。
のみならず、真菜ちゃんの指令を受けたお父さんが、僕に洗礼を授けに来てくれた。
だから、全部がお父さんと真菜ちゃんのお陰。
テレジヲになれたのはお二人のお陰です。
是非是非、来週も四人で。ハレルヤ!テレジヲは今から楽しみにしています。
そうそう、ドクターに報告し忘れるところでした。朋子のbaby抱っこに関して発見したのであります。
まず、膝にのせて横向きに抱っこします。
そうやって、ものの一分もすれば、うとうとし始めます。
目をとじたと思うと、じき、例のくーくーが始まります。
そのあとです。
朋子の肩から肘へむかって、ゆっくり、ゆっくり、秒速1cmぐらいで撫でてあげます。そうすると、くーくーいう音が大きくなります。段々と大きくなって、やがて音の質まで変わります。
くーくーから変化して、くㇽーくㇽーになります。
撫でた猫がゴロゴロいうのに似ています。どのような理由が考えられますか?やはり鼾の一種と見るべきでないでしょうか。
以上、ドクターへのご報告までに。
( 僕は鼾でもかまいません。朋子の鼾ならいつまでも聞いていたい鼾です。)
さて、では、朋子と田村君の再会関連──あそこの続きです。
あまりオーバーな表現にならないように気をつけますね......
去年の4月、田村君のメンタルライフは地獄でした。
頭の中を常に、凄惨な光景がしめていました。
彼の記憶にあったのは、18歳の朋子です。頭の中にあるのは18歳の少女でした。
無抵抗の少女にいたずらを加える職員。夜間帯のその室内の光景。
これで発狂しないでいられる田村君だったでしょうか。
どのような事をしてでも朋子の居場所を突き止めて、守ってやらねばなりませんでした。
二年遅れで市役所に行きました。情報提供しに。
「アア、アアアッ!」と悲鳴をあげる47歳女性について、知っている事実を言いに行きました。
二年のあいだ通報することを忘れていたくせに、今頃になって福祉職の義務を思い出したのでした。




