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俺の初恋は若年性  作者: わたしはオジヘル
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テレジアが育った昭和の終わり、平成の始め

父親が建てて、現在はテレジアのお兄さんがあとをつぎ牧師をつとめる教会は、その地域にあって指折りの会員数なんだとか。ユーチューブ配信等に力を入れている結果、全国でも名が行きわたるようになったプロテスタント教会のひとつ。


けれども、テレジアが育った昭和の終わり、平成の始めは、違った。日曜日の礼拝式には雑居ビルの一室を借りて、家族ともどもそこへ住み込んでの牧師業。出来たばかりの教会に中々人が入らない、おまけに親兄弟・親類縁者からは義絶同然。ひとり伯母さんだけが父親の味方になってくれた。幼い子二人を抱えた両親の苦労は尽きることがなかった。


早熟なテレジアのこと、上のごときに感じないはずがありません。何にしろ信心深い子だった。そんな年のくせに、テレビを見ない代わり、ひまさえあれば小さな小学生が分厚い聖書を開いて見ている。中身をそらんじている。隣近所では皆泥んこになって遊ぶお三時すぎ、アップライトピアノに向かって讃美歌の伴奏をおさらいするテレジアは、そういう女の子だったと言います。

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