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俺の初恋は若年性  作者: わたしはオジヘル
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田村君の地獄

しかし、あとになってからが田村君の地獄でした。


夜桜の晩、同級生にあのような話を聞かされたら、正気でいられる道理がありませんでした。


今、朋子がいるのは、どんな所か。安全なホームか。


野放しにしたパートタイム夜勤者は、朋子のいるホームに紛れ込んだ可能性がないか。


やつは掛け持ちで働いている。


田村君は、これで発狂しました。


食えるはずがありません。眠れるわけがありません。のんびり仕事なんかしている場合ではありません。


どんなことがあっても探し出して、朋子の安全を見届けなければなりませんでした。


昔、朋子は、田村君の住所から、生い立ちから、家庭事情まで、全部知っていて、母親の事では涙を浮かべてくれ、声を詰まらせながら同情してくれました。


どうして田村君は、朋子を放っておけたでしょうか。

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