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2話
俺は一目散に逃げた。
しかし、追ってくる人影は初速度が付いている!
暗い廊下をすごいスピードで走る!
走る!
走り続ける!
このままでは逃げ切れないと思った時、左手に階段が見えてきた。この階段は玄関ホールに繋がっている。
ここを降りたら逃げ切れるかもしれない!
結構危なかったが、階段を4段飛ばしで降りる。これは俺のあっても仕方のないが、数少ない特技である。そして、玄関ホールにたどり着いた。
負けじと人影も4段飛ばしで降りてくる。しかし、そこで人影が階段から滑り落ちた。
やはり、4段飛ばしは難しい。しかも周りは暗いので階段を踏み外したのであろう。「うっ」という呻き声と共に、その人影は動かなくなった。
俺はこの人影が何者であったか知りたい好奇心に駆られた。しかし、急に動き出され捕まるという可能性を考えて、学校から出て、ここまではやってこないだろうという期待から、近くの公園のベンチに腰を下ろした。
「なんとか逃げられた。」ほっと息をつく。野球部で日々鍛えられたおかげであろう。
それにしても今のは何だったんだろうか。なぜおれは追いかけられた?そしてあの人影は誰だったのか?
また、何をしていたのか。わからない。すべてが謎である。
俺は寒天の空の下、一人で考えていた。




