20話 約束のステーキ
「約束は約束だからね、ちゃーんとステーキ作るよ!」
「お!美味いの頼むぞ!」
「任せなさい!」
ミディアムレアくらいで良いかな。
ブラックブルの肉は綺麗な赤身でステーキにはぴったりそう。
今朝おじさんに貰ったんだよね、これで美味いの作れよ!って。
油をひいたフライパンを熱々に熱する。
焼く直前に肉に塩コショウを振る。
直前にというところがポイント、直前じゃないと旨味が流れ出ちゃうんだよね。
まずは強火で1分くらい焼いて、火を少し弱めてまた1分。
反対の面も同じように焼くよ。
焼けたらお皿にとってラップかアルミホイルをかけて5分ほど置く。
予熱がいい感じに入るんだよ〜。
「出来たよ〜!」
「お、美味そっ」
気づけば尻尾を揺らしたルカが隣にいた。
こんなので魔法使わないでほしいな……。
「で、出来た?」
「ひゃっ!雪か……」
世の聖獣ってみんなこうなの?
取りあえず、みんな揃ったことだし、食べなきゃね!
「「「いただきます」」」
ん〜!
噛みしめる事に肉汁が口いっぱいに広がる!
ステーキ久しぶりに食べたけどやっぱり美味しいね!
「「おかわり」」
「早くない!?」
この二人、食べる量も速さもとんでもないんだよね〜……。
おかげで食費が……。
「あ、そうそう。……はい、こういうのも作ってみたんだよね」
そう言ってあるものを前に出す。
「これ……ソースか?」
「当たり!わたしがよく行ってるレストランのシェフさんが教えてくれたんだ!」
早速ソースを付けて食べてみる。
さっぱりとしつつ少し上品!
最高だね!
しかもこれ家でも簡単に作れるってのがすごい。
それから、ブラックブルの肉を心ゆくまで堪能した。
「美味かったな」
「美味しかった……!」
「しっかし、もう肉を生で食おうとは思えなくなっちまったな。ルナに料理して貰ってからがいい」
「そこまで褒めてもらうと、料理の腕が捗るよ。せいぜい美味しいもの食べさせてあげる!」




