21話 手抜きもいいよね
「あ〜〜疲れた!!」
帰ると同時にソファへとダイブ。
今日は依頼に何件も行ってたからほんっとに疲れた!
朝の6時から依頼に行ってたのにもう12時!
お昼ご飯作る元気も無いし……あ、そうだ。
「ルナ〜、オレもう腹が……」
「お腹減ったのだ〜……」
「ちょっと待っててねー……」
棚の奥をゴソゴソと漁る。
調味料とレシピだらけ……片付けないと。
あ、あったあった。
「今日は疲れたからねー、これでもいい?」
わたしが取り出したのは菓子パンたち。
本当は自分用だけど、量もすごいしいいよね。
袋から出した菓子パンを皿に並べて机へ出す。
「……?なんだこれ?」
「菓子パン、甘いパンだよ」
ルカはあんぱんを一口齧る。
「ん!美味いな!」
へー、ルカ、菓子パンもいけるんだ。
「美味しいのだ〜」
「チビ丸もお気に召したようだね。ルカのはあんぱん、チビ丸のはクリームパンだよ」
わたしのはメロンパン、サクサクのクッキー生地とふわふわのパン生地のハーモニーがたまらん!
いつもならミルクとかココアだけど、今日はコーヒーにでもしてみようかな。
甘いのばっかりだと飽きちゃうしね。
「「おかわり」」
おかわり要求してきた。
もう菓子パン3つも食べてるんだけど……。
これ以上食べたら糖病(そもそもルカ達に糖尿病があるのかも分からないけど)になっちゃうよ。
「甘いもの食べ過ぎると、虫歯とかになって料理食べれなくなっちゃうよ」
「聖獣とかに病気の概念は無いぞ」
「聖獣が基本的になるのは[カビ]のみなのだ〜。そんな事よりおかわりなのだ〜」
仕方がないからメロンパンとチョコパンを追加。
でもわたしはもうお腹いっぱいだからコーヒーを飲む。
「それにしても、聖獣って病気の概念無いんだね。びっくりだよ」
「聖獣は神の使いとか言われて崇拝されて来たんだよな。だからみんな加護とか与えられてるぞ。それに状態異常無効化は含まれてるんだ」
何それ、ほぼチートじゃん。
わたしも加護とか欲しいな〜。
そう思いながら窓の外を見つめた。




