間話?〜“母の日”
「みんな知ってる?今日は母の日なんだよ?」
あ、この空気…前もあったな…。
「知ってるよぉ〜…だからわざわざクリスさんやってきたの?」
「そうそう!レイス君いつもレオの事助けてくれてありがとうね!」
待ってほしい!
確かにレイスに感謝することは多いが“いつも助けて”貰ってないはずだ!
「それほどでもあるよ…、レオは俺がいないとダメな子だからねぇ」
控えめに言って殴りたい。
「クリスっ!久しぶりだな!」
「あ、ミシェイル様!大きくなりましたね〜!」
そうか…クリスは……今の俺たちを知らないのか。
「クリス様、お久しぶりです」
「ルーナも久しぶ…り…、成長したね〜…」
おい母よ、そんな顔をするな!どこを見ている!
それに少し敵意が混ざってる、やめろ、只でさえ一時離脱するまでも頭悪そうなキャラでしかなかったんだ。
株を下げる事になりかねない。
流石にルシエルとかは来る事はあるまい!
奴らはクリスと面識もなければ母の日になんのゆかりもない。
しゃしゃり出てくる意味もないだろう。
「アタシの出番はまだなのぉぉ!?」
「相変わらずうるさいねビッチ」
「ビッチじゃないって言ってんでしょキモメン!」
来ちゃったよ!てか召喚の呪文を使ったの俺か、俺だよな?
「あ、えっとはじめまして?レオのお友達かな?」
「あ、お噂は耳にしております剣聖クリス様、私はシーラ・ガルビッチ、レオリスさんの友人です」
あら、そんな対応も出来るのキミ?
いやそもそもキミのことよく知らないからわかんないし、申し訳ないけど友人じゃないからね。
「あ、どうもレオ…が、御世話…に、なってます…」
いやいやいやいやいや母様や、あなた女でしょうに、シーラさんの大っきな胸を見過ぎ!というかそれは嫉妬なの?なんなの?
「クリス!女の価値はあんなものでは決まらないぞ!」
「そ、そうね、そうですよね!当たり前ですよ!」
ん〜…クリスだってそんなに小さくは…、ミシェイルはあれだけど…そもそもお前は子供だろまだ!
「ところでよ?アタシ本編より先にちょこちょこ出てるんだけど、本編いつになったら出れるのよっ!」
「いいじゃないですか?一足先に大人編に登場してるんですから」
「あんなのレオがイキり倒してるだけじゃないっ!」
「それは本編でもだぞ?」
「まぁ一応主人公らしいからねぇ」
「アタシを主人公にしなさいよっ!」
「そんな話はそこまでにして、今回の企画いくよ?」
クリスさん無理やり割って入る、正しいぞ、その選択!
「お母さんに日頃の感謝を伝えるのがこの企画の趣旨よ」
「俺は別にいいかなぁ」
「いいかなぁ、照れるのは良くないよ?男の子はこれだからダメなんだよ、照れくさくても花の1つでも渡してあげるの!いい?はいやりなさいっ!」
あれ?なにこれ?
「私は母にですか…私に旅を許してくれてありがとうございます」
「うんうん!こういう小さな事でも伝えることが…」
「まぁ反対されたり止められたりしても行った可能性もありますが」
「……大切なんだよね」
あんまり感謝が見えてこない事には触れずに流した。
「アタシ本編まだだし帰るわ!」
「あ、ちょっと、ビッチちゃん!」
「ビッチちゃんっ!?」
ビッチちゃんはなんか…うん。
「私は…親が……」
「あ、…」
これを予想していないところがクリスだな、うん。
メンバーを見て、よく考えてから企画してほしい。
「じゃあ最後はレオに締めてもらおう!この空気を変えてね?よろしく!」
「あ、えーっと…、これが聞きたかったら本編で俺に会いに来て下さい!」
「ずるいっ!」
「ダメです!これは譲れません」
「いいじゃない!感謝を伝えてよぉ」
「本編で伝えますよ!」
「ずるいっ!」
ハッハッハ、なんとでも言うがいい!
あれ?
なんか空気も良くない…。
心なしかみんなのまま冷たいし…。
「いい?みんな恥ずかしがらずに、いつもありがとう、健康に気をつけて元気でいてねって、花とかプレゼントもいいけど、そんな当たり前のさりげない一言が1番嬉しいんだからっ!」
母の日には母に感謝を伝えましょう。




