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第2話
「…んむ、うーん。ん?どこだここは?」
目が覚めると、そこはさっきの真っ暗な空間じゃなかった。
そこは廃ビルだった。
起き上がって、周りを歩いてみる。
建築途中でやめてしまったのか、コンクリートが剥き出しの状態だった。
窓になるはずだった所には、サッシもガラスもつけられていない。
近くの部屋も同じ状態だった。
ぐー、きゅるるる
突然、マヌケな音が部屋の中で鳴り響いた。
居るのは俺だけだ。周りには誰もいない。
…けど、少し恥ずかしい。
どこかに食べもんは無いかと、別の部屋に移動する。
廊下を足音だけが響く。
さっきから部屋があるたびに入っている。
だけど、何もない。
お腹ももう、限界だ。
このまま何も食べないと、いつかは餓死してしまう。
…?上の階から物音がする。
…ひょっとして、誰かいるのか!
俺は急いで、近くの階段を駆け上がる。
ひょっとしたら、なにか食べ物を分けてもらえるかもしれない。
ひょっとしたら、なにか情報を貰えるかもしれない。
しかし、
目の前にあったのは
期待していたものとは違っていた。
目の前にあったのは、
化物の群れだった。




