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ある日、東京のS区で、ある男子大学生が失踪した。
そこは大きな繁華街で、よく人々が失踪していた。
刑事である俺は、その事件を解決するため、上司から調べるように命令された。
まず俺は、失踪した大学生が持っていたスマホの通話履歴を調べることにする。
「消費者金融に電話しまくってるな……」
彼の通話履歴には、たくさんの有名な金貸し企業に電話をかけまくった形跡が残されていた。
「金が返せなくなって失踪したか……」
俺は、よくある探さないでタイプの失踪だと推測した。
だが、友人たちから変な証言が出てきた。
「『ユウキ』に会いに行くって言ってました」
失踪前日、周りの友人たちに人に会いに行くと言っていたらしい。
しかし不思議なのが、その『ユウキ』という人物を、その周りの友人たちは一切知らなかった。
友人たちの中に、その『ユウキ』という人物は存在しない。
親戚や家族にも、『ユウキ』という名前の人間はいない。
俺は、その『ユウキ』を探すため、とりあえず消費者金融のほうを当たってみた。




