表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/112

068 中級ダンジョン探索28ー30階層

獣人族の戦士たちは専用の通路を通ってワールドスリーからワールドワンへ移動してきた。

そして、今日から獣人族の戦士は更に30名増えていた。


男15人

エリヤ

マシュー

ジェイソン

ジェイデン

ハーヴェイ

トビー

テディ

セオドア

ライリー

ザッカリー

ディラン

アダム

アーサー

フィンリー

セバスチャン


女15人

マチルダ

エヴリン

シエンナ

シャーロット

アリス

フローレンス

フィービィー

イザベル

クロエ

スカーレット

グレイス

ソフィア

イザベラ

ジェシカ

オリビア


名乗ってもらったが、顔と名前を認識するためには時間がかかるだろう。

増えた理由はリュージが遅々として進まないダンジョン攻略に、イラついているとの噂が獣人族の戦士たちの間で伝わったらしいのだ。

実際はリュージが勝手にイラついていて、それを見たジローが


『リュージさん、ダンジョン攻略が進まないからイラついているなぁー』


とボソッと呟いたのを、耳の超いい種族の獣人のネズミ系獣人が聞いたからであった。

(ちなみに元いた世界で聴力が高い生き物は蛾だった。)


それならばと恩義に熱い獣人族は、恩人に対して恩返しができればという思いで集まったらしい。


「えっとこれは?」


「リュージ様に恩返しをしたいと集まった戦士です。たくさんいた中で厳選致しました。男は能力はもちろん、毛並みが良く、まだ若い独身者を集めました。女は同じく毛並みが良く若い独身者を中心に集めました。」


代表者のガブリエルは『ふんす!!」と鼻息あらく誇らしげに語ったが、リュージは困った。


「とりあえず、今日はいいけど、明日以降は絶対に増えないように頼む。」


それだけ言うのが精一杯だった。

代表者のガブリエルがもっとたくさん話したそうだったからだ。


総勢51名に増えたリュージのパーティーは一気に攻略が進んだ。

28階層と29回層はフェンリルの数が急に増えて確かに忙しかったが、リュージのパーティーの数ほどではなかったので、交代で戦った。

戦い疲れたものたちはワールドスリーに設置された「リュージ様専用慰安休憩所」と戦士休憩所」で休んだ。


リュージはどうしてもと言われたので、休憩に入ったら、休憩所でリュージだけ別室で、30名ほどの見目麗しい大小様々な獣人族の男女にお世話された。

ジローが入ったら出てこれないのではないか?と思われるような歓迎ぶりであった。

やたらとボディータッチやソフトな毛並みをあちこちにおしつけられるのが多かったので少し困惑した。

これにはリュージは


『俺だけというのは困る。仲間とコミュニケーションを取るのも大事だから、特別扱いはしないでくれ』


といったこととをいって、丁重に断った。


そうこうしている間にリュージたちは30回層のボス部屋の前まで到達した。


28階層〜29回層モンスター


・シャープ グルー フェンリル

・スキップオーバー フェンリル

・スケイル フリー フェンリル

・サンダーライト フェンリル


シャープグルーフェンリルは非常に恐ろしい技を使うフェンリルだった。

鋭角な角を風魔法で飛ばして、しかも、地面に落ちたら、そのまま粘着性のノリが吹き出してくるという、二段構え。

群れで集まってきて、こっちがまとまっているとすかさずシャープグルーを飛ばしてくる。

鋭いツノに当たれば大怪我するし、当たらなくても粘着性のノリで動きを制限され、その間に牙や角でダメージを与えられるといった戦法だった。

リュージたちは前述の通り、51名という大所帯だったため、かなり慌てた。

今回新しく加わった獣人族の戦士30名は流石にまだ、連携は取れず、かなりの人数がグルー液を受けて身動きが取れなくなった。

シャープグルーフェンリルの群れは30匹はいたので、次々と連続で打ち込まれるシャープグルーになすすべがなかった。

そんな時、ジローが思いついた。

「ノリなんだから、お湯かければ溶けるんじゃね?」

ジローはホットウォーターのスキルを発動させた。

すると、見事にシャープグルーフェンリルのノリは溶けた。

しかし、誤算もあった。


「ひゃーはぁーぁぁぁぁーーー」

「きゃぁぁぁぁぁーーぁぁ」

「あーれぇーーーぁぁ」


獣人族の戦士たちの何人かから、悲鳴が聞こえてきた。

ノリは確かに溶けた。

そのかわり、獣人族の衣服もベッチョリとなり、装備以外を薄手の衣装を着ていたものが透けて見えるようになったのだった。


『ジローは眼福です』


と思っていたが、あとでミカとシズカに怒られた。


シャープグルーフェンリルは落ち着きを取り戻した獣人族の戦士たちにより、確実に討伐され、数を減らしていった。


最後の数匹は逃げてしまったが、シャープグルーフェンリルの殆どを倒したことになった。


スキップオーバー フェンリルは数匹の群れで襲ったきた。

手練れの獣人族の戦士がソードで切りつけても、一瞬で懐に潜り込んできて、牙や爪でダメージを与えてくるのだった。

早い上にまるで、こちらの攻撃の時間だけ抜かす、スキップオーバーして攻撃してくるのだ。

中々の強敵である。

リュージは掴みどころがないため、ジローと鬼人族の4人を前面に出して、スキップオーバーしても最終的には攻撃を受けるのなら、受けてしまえばいいという発想である。

リュージのエアープロテクションを持つものたちはどう攻撃を受けても大丈夫のはずなのである。

攻撃を受ける。

耐える。

すかさず倒す。

この戦法で倒した。

群れの数が少なかったため、本質的な攻略にはなっていないが、倒すことができたのでよしである。


スケイルフリーフェンリルは鱗粉のようにノミを撒き散らす汚いフェンリルだった。

最初の数人は犠牲になったが、リュージにより囲い込みをした上で、炎で焼かれた。


サンダーライトフェンリルは至極まともなフェンリルだった。

サンダーの魔法を使ってくるフェンリルで、これが結構眩しくて目が眩んだ。

サンダーの魔法はくらえば麻痺し、ダメージを受ける。

更にサンダー自体が眩しくてかなり怯むことになる。

このサンダーライトフェンリルも10数匹の群れで攻撃してきたので、非常に危険だった。

しかし、リュージとジローはグラサンをして対応した。

グラサンを配って冷静に対応したら、あっさり倒せた。


ドロップはリュージが文句が出ないように公平に分けた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ