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062 再会・合流・再び3

ミカ、シズカ、ゴローと再会したリュージはワールドワンを案内していた。

一通り案内したら、一同は、鬼神族4人が住むセイフティハウスに行き、リビングルームの椅子へ座った。

エマ、イリスは出かけているようだったので、ルイーズとカミーユの2人を紹介した。

ルイーズとカミーユは旧友との再会ということで、気を使って席を外してくれたようだ。


そこで、リュージはジローを呼び、ミカ、シズカ、ゴローとの5人で今までどう過ごしてきたかを話し合った。


・リュージたちと同じように壁に空いた穴を潜って異世界に転移したこと。

・その際に光る玉をピックアップして、体に取り込んだこと。

・お互いダンジョンで過ごしていたこと。

・街で買い物をして装備などを整えたこと。

・お互いスキルを獲得したこと。

・お互いステータスが上がったこと。

・出会った人や戦った相手がいたこと。

・戦ったモンスター、得たアイテムがどんなだったか。

・見た目が変わったが、それは異世界にきた際に変わってしまったこと。

・元の世界に戻る方法は全く目処が立たないこと。

・今後はこの異世界で生き抜くための強さを身につけていくため、レベルアップ、スキルアップをしていくこと。


ひとしきり、お互いの情報交換をした後で、お昼がまだだと言うので、お昼にすることにした。

お昼にはトコートさんとモコートさんも合流したので、不在にしているエマとイリス以外の総勢9名となった。

ジローがリビングを拡張して15名ぐらい入るようにすると言ってきたので、お昼はまたもや外で食べることにした。


今回、リュージがお昼に用意したのは[ドラゴン肉]だった。

モコートさんの料理技術はかなり高いらしい。

しかも自力で取得したとのこと。

そのことを聞いたのだ。

[ドラゴン肉]を調理できるか?ということに関しては、大丈夫だろうということだったので、試しにやってもらうことにした。

結果は大丈夫だった。

基本的には大型モンスターは魔力をたくさん内包しているらしいので、美味しいのが普通なのだが、ことドラゴンに関しては別らしく、技術が必要だとのこと。

一言[ドラゴン肉]といってもあるのはまんまドラゴンというわけではなく、ダンジョン産なのでブロック肉である。

それを切り分け、調理するのである。

魔力を纏いながら切り分けるのがポイントらしく、そうしないと上手に切れなかったり味を損なったりするらしい。

そうまでして技術を使って食する[ドラゴン肉]なのだが、実はわけがある。

[ドラゴン肉]は食べるとステータスの一部が上がったり、精力がついたり、耐性が上がるなどの副産物もあるらしいのである。

まぁ、それもランダムで何が上がるかわからないし、上がらない場合もあるため、どちらかと言うと、健康や運気アップのような意味で喜ばれるようだ。

何にせよ、リュージたちは[ドラゴン肉]を食べた。

[ドラゴン肉]はひとことで言うと美味かった。

元の世界で例えるなら、ワニ肉。

ワニ肉はクセのない少し脂の入ったトリむね肉といった感じだが、[ドラゴン肉]にはそれに独特の食感と甘味が加わる。

[ドラゴン肉]は香辛料をかけてステーキにしたものや、ハーブや野菜を加えて煮たもの、細かく刻んでキノコや野菜 と一緒にスープにしたものが準備されていた。

そのどれもが、確かな食感があり、仄かな甘味があり美味しかった。

[ドラゴン肉]以外も準備されていた。

出汁の効いた豆の煮物、フルーツの入った甘辛い炒め物、ピリ辛の野菜とキノコの和え物、新鮮な野菜のサラダ、新鮮なフルーツの盛り合わせ などなどである。

人数が多いので、料理の量も多い。

リュージも食べる方だが、ミカ、シズカも負けていない。

マジでガツガツ食べていた。

ダンジョンではいくら装備が整っていても、食事だけは食べられるモンスターばかりではないし、持ってこれる量や新鮮さにも制限があったため、良くなかったのだ。

ましてや、新鮮な野菜やフルーツなどは全くもって無理な話しだ。


「リュージ様と一緒になれて、ミカは生き返りましたー。やっと平常運転できます。日常が帰ってきた気がします。」


『いや、異世界だし、平常とは言い難いぞ。』


リュージからそんなツッコミが入る。


「まぁ、リュージ君と会えて少なくとも食料事情は格段に向上したわね。」


シズカはダンジョンで今まで食べた食事を思い出していた。

主に自分が作っていたのだが、なかなかに大変だったのだ。


そうこうしているうちにジローが改築を終えて戻ってきた。


「リュージさん、終わりました。後で見てください。いい感じになりましたよ。」


ジローはそう言うと目の前にある食事をガツガツと食べだした。

エマ、イリスも戻ってきたので、紹介して、食事と酒盛りが再開した。


ジローはリビングの改築と元々のリュージたちのセイフティハウスを改築して、リュージとジロー以外に3人が生活できるように大幅に増築していた。

風呂も男女別々に入れるように2つ目を作っていた。

既に異世界建築のプロである。

窓ガラスも石英セキエイのような透明感のある石のような素材を加工して作ることにも成功している。

ストーンウォール様々である。


エマ、イリスも新しい魔道具を手に入れてきたようである。


これでワールドワンには異世界転移者組のリュージ、ジロー、ミカ、シズカ、ゴロー、鬼神族のルイーズ、カミーユ、エマ、イリス、獣人族のモコート、トコート の総勢11名が暮らすことになった。


土地はまだまだあるので、増えても支障はない。

食料も今のところ、ベースとなる食料は畑で採れるのだが、香辛料や調味料関係はまだ無理がある。

また、便利な魔道具や家具などはそういった技術者が必要となるため、自分たちでそういった技術を身につけるか技術者を見つけるしかない。


『まぁ、全てをワールドワンで賄う必要はないだろう。どんな国でも全く交流なしでは発展は望めない。今はワールドワンという一地方の一村で良い。』


リュージはこの頃はそんな風に思っていた。

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