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060 再会・合流・再び1

新展開です。

リュージたちは20階層のボス[ファイヤードラゴン]を倒したと言うこともあり、翌日は休息日にすることにした。

異世界なので、別に一週間に一度とかそんなルールは当然ない。

20階層のボス[ファイヤードラゴン]は倒さなくても、下に降りる階段と地上に上がる扉が開く場所には行けたらしいが、そんなことを仮に知っていたとしても、リュージたちは普通に倒すのを選択していただろう。


リュージは冒険者ギルドによって素材買取をしてもらい、プラチナ貨を手に入れて、モコートさんとトコートさんに依頼して、王都やその周辺の主だった都市、エロイムとその周辺の主だった都市に拠点となる目立たない土地や建物の購入を依頼した。

大概はモコートさんトコートさん叔母さんや伯母さんの商会の系列店がその都市にあるため、そこの一室や近くの空いた小屋や倉庫を利用させて貰うこととなった。


エロイム周辺は

・サトゥ

・ドゥア

・ティガ

・ウンパッ


王都(スプルフ周辺は

・リマ

・ウナム

・トゥジェフ

・ドゥラパン

・スンビラン


まだ、利用する予定はないが、拠点があればいざという時便利だ。


リュージは各拠点の出入り口を作るにあたって、ジローの土魔法渾身の作成の[セラミックカード]に空間付与でワールドワンの出入り口を貼り付けた。


アイテムボックス付与はある程度袋状になっていないとできないが、ワールドワン(=ディメンションワールド)の出入り口はもともと任意で移動できるぐらいなので、感覚的にはセラミックカードと言う名の板にノリで貼り付けたぐらいの感覚のものである。


大きさはA3ぐらいのものだが、一応拳大ぐらいのディメンションワールドの入り口が貼られている。

それを商会の人達は、各拠点に持って行って設置してくれるらしい。

拳大なので、大きさは小さいが、何か物を入れることはできる。

物を入れたらワールドワンにその物が落ちるといった仕組みである。

もし、その土地に行く際には、その貼り付けた出入り口を広げて、出入りするという予定だ。


さらに、リュージはルイーズとともにモンスターカードの研究することにした。

ルイーズは新たに空間魔法のスキルボールとテイムのスキルボールを購入してインストールした。

リュージはルイーズに言って、ファイヤースライムの召喚と送還をしてもらった。

中々、得難い体験だった。


召喚カードはトレーニングカードぐらいの大きさがあり、魔力を込めると目の前にファイヤースライムが出現した。

まるで、リュージのイベントリから物を出したような感じだ。

リュージのイベントリは物を出す時には出す位置を指定できる。

離れた位置に指定した時はまるでそこに突然現れたように感じる。


リュージはその召喚カードを空間把握のスキルを利用して徹底的に分析した。

しかしながら、わかったことは少なかった。


・召喚カードはやはりどこかの空間に繋がっている。

・召喚、送還には魔力が必要。

・召喚カードにはカード本体に張り紙がしてあり、どうやら剥がすと、小さなディメンションワールドへの出入り口がある


といったことぐらいだった。


リュージは召喚したファイヤースライムがワールドワンにも入れたことを確認したら、今度はリュージは思い切って、もう一つ、ディメンションワールドを作ることにした。

名付けてワールドツーである。

ネーミングセンスは押して測るべしだが、取り敢えずだからいいのだ。

リュージはワールドツーを東京ドームぐらいの大きさで作った。

その出入り口をA3サイズのセラミックカードに貼り付けた。

さらにイベントリに入れて、トレーニングカードぐらいの大きさに縮小して取り出した。

そうすると、出入り口は小さいのに、中に入れたり出したりする際に小さくなって入ったり、大きくなって出てきたりするようになった。


ブランクの召喚カードの出来上がりだ。


「ジロー、ちょっとこっちにきてくれないか?」


リュージはジローを呼んだ。


「なんスカー?リュージさん? ごよースカ?」


「おぅ、ちょっとそこに立ってくれ。いい感じだ。いい立ち方だな。ちょっとそのままいててくれ。」


リュージは作ったばかりの[召喚カード]に魔力を流して、ジローに向けた。

すると、[召喚カード]の周りが輝いて、ジローを包み込んだ。


ジローが[召喚カード]の中のワールドツーに入った。

普通にワールドワンに入る時は輝くとかはなかったが、今回はあった。


[召喚カード]の小さな穴を覗き込むと、小さくジローが見えていた。

リュージは再び魔力を流して、中にいるジローを呼んだ。


「あれ? 出てこないな。ジロー? 」


リュージは強引にジローを呼んだ。

ジローはアイテムボックスの中にあったもののようにクローズアップされ、強制的に外に排出された。


「ジロー。大丈夫か?」


「リュージさん、最近、自分の扱い酷くないっすか?突然、知らないところに飛ばされて、マジビビりましたよ。まだ、ドラゴンの腹の中の方がマシでしたよ。臭かったけど、どこにいるかわかっていましたから。」


「おぉ、ジローがそんなにビビるとは思わなかったぜ。すまねぇーな。ジローなら平気だと思ったからな。ワールドツーの初の入界者はジローだぞ。 ワールドワンは忘れたが、ワールドツーはオメーだ。」


「えー、ホントっすか。イヤイヤイヤ、そんなんじゃ誤魔化されません。どうせ誰か他の人が入った後とか言う落ちですよね。男では自分が最初だとか。」


「いや、ジローがマジで最初だ。ワールドツーはどうだった?」


「んー、最初にワールドワンに入った時と同じでしたね。境界が曖昧で、広いのか狭いのかわかりませんでした。」


「なんだって!ジロー、それは本当か?本当に大きさがわからなかったのか?」


リュージは自分で大きさを指定して作ったのに関わらず、大きさが認識できなかったことに少なからずショックを受けていた。


「うーん、どっちにしろ、モンスター召喚カードとして使うには、中の整備が必須なようだな。」


『もうすこし考えてからの方が良さそうだな。整備するにしても、そのモンスターの元々の生活環境とある程度同じでなければ、死に絶えてしまう。例え魔力がエサだとしてもそれ以外も食べているだろうし。』


「よし、では召喚カードに関しては今回は以上とする。」


「次はエアースコープだな。あちこち設置したが、設置し過ぎてわけわからなくなってきた。一応、マンティコアのドロップの凸レンズを取り付けて、小さい穴だけど覗けば大きく見えるようにはなっているが、いちいち印をつけているわけでもないしな。」


リュージは一応、わかりやすいように、時系列で並べている。一番右端のレンズが一番新しい。

つまり、中級ダンジョンのアジンズダンジョン21階層につながっている。

一番左端が一番古い。つまりエロイムの街の南西の森につながっている。


そして新たに反対側に、今移動中の出入り口、サトゥを除く各街に続く出入り口が並んでいる。

ここはいずれ区切る予定だ。


リュージは見分けごつかないので、とりあえず順番に覗いていく。


『アジンズのダンジョンの3階層は、まぁ残しとくか。』


『んー、誰かいる。ここはー?、16階層の隠し部屋か。閉じ込められたっぽいな。助けるか?』


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