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序章
(どうして、こんなことになったんだ――)
つい十分前まで晴れ渡っていた空は、黒煙に覆われていた。
砂埃が舞い上がる。
思わず目を閉じる。
「そもそも、誰が……あ」
その瞬間、頭の中で一つの可能性が繋がった。
——間違いない。
あいつが、やったんだ。
やがて風が止む。
恐る恐る目を開けた僕の視界に飛び込んできたのは、赤黒く染まった仲間たちだった。
誰も動かない。
「っ……」
声にならない。
胸を締め付けるような絶望が、一気に押し寄せる。
その瞬間。
背中に稲妻が走ったような激痛が突き抜けた。
「あ……」
意識は、そこで途切れた。




