表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
142/157

第142章:知恵の書が呼んだ夜 - 七つの次元から来た原初の王たち

序章 - 知恵の書について

この世界には。

普通の本がある。

読む本。

学ぶ本。

記録の本。

しかし。

ある種の本は。

読むものではない。

使うものだ。

知恵の書と呼ばれるものがある。

世界の初めから存在する。

誰が作ったかは誰も知らない。

何ができるかは。

持った者だけが知る。

私はその書を持っていた。

使ったことがあった。

一度だけ。

リスカレスと共に。

その夜に何が来たかを。

今日話す。

第一章:知恵の書を開いた夜

ある夜 - 過去の記憶

王国を作り始めた頃のことだ。

まだ建物が少なかった。

まだ人も少なかった。

まだ多くのことが。

未確定だった。

リスカレスが来た。

その夜に。

「マスター。」

リスカレスは言った。

「知恵の書のことだ。」

私は言った。

「はい。」

リスカレスは言った。

「使う時が来たと思います。」

「なぜ今か。」

私は言った。

「王国が必要とするものがあります。」

リスカレスは言った。

「力ではありません。」

「知識です。」

「世界の各次元に何がいるかを知りたい。」

「それを知れば。」

「準備ができます。」

「知恵の書に何を頼むのか。」

私は聞いた。

「各次元の最も古い存在を。」

リスカレスは言った。

「呼んでもらいます。」

「最も古い存在を呼ぶか。」

私は言った。

「来るかどうかは書が決めます。」

リスカレスは言った。

「私たちが決めることではありません。」

「リスクは。」

「来た者が友好的でない可能性があります。」

リスカレスは言った。

「わかった。」

私は言った。

「やろう。」

書を取り出した。

重かった。

見た目よりも。

はるかに重かった。

「書よ。」

私は言った。

「七つの次元から。」

「最も古い存在を呼んでくれ。」

「私は話がしたい。」

書が光った。

白くはなかった。

色がなかった。

光の色がなかった。

ただ光った。

それから。

始まった。

第二章:七つの門が開く

地面が揺れた。

空間が変わった。

七つの場所に。

亀裂が入った。

それぞれが違う色だった。

赤。

黒。

白。

金。

銀。

紫。

そして。

色がないもの。

リスカレスが身構えた。

私の横に来た。

「七つ来る。」

私は言った。

「来ます。」

リスカレスは言った。

「覚悟してください。」

「覚悟している。」

私は言った。

最初の亀裂から来た。

第三章:一番目 - 悪魔界の覇王

赤い亀裂から。

何かが来た。

大きかった。

非常に大きかった。

形があった。

しかし形が変わり続けた。

翼があった。

角があった。

爪があった。

しかし全部が。

常に違う形になっていた。

声が来た。

「...呼んだのは誰だ。」

地を揺るがす声だった。

言語があった。

しかし人間の言語ではなかった。

それでも聞こえた。

意味として。

私は前に出た。

「私だ。」

私は言った。

その者は私を見た。

人間を見た。

一秒。

二秒。

笑った。

しかしその笑いは。

空間を割った。

「人間が知恵の書を使ったのか。」

その者は言った。

「そうだ。」

私は言った。

「何が目的だ。」

「話をしたかった。」

私は言った。

その者は再び笑った。

今度は空間が割れなかった。

違う種類の笑いだった。

「名前を言え。」

その者は言った。

「ヴィカースだ。」

「私はデモナスだ。」

その者は言った。

「悪魔界の覇王。」

「生まれた時から悪魔界は私のものだ。」

「デモナス。」

私は繰り返した。

「覚えた。」

デモナスは止まった。

「覚えた。それだけか。」

「今日は話に来たと言った。」

私は言った。

「まず全員が来てから話す。」

「...面白い人間だ。」

デモナスは言った。

その場に留まった。

第四章:二番目から六番目 - 次々と来る原初

黒い亀裂から。

虚無界の王が来た。

形がなかった。

姿がなかった。

しかし確かにいた。

空間が欠けていた。

その者がいる場所だけ。

世界が少し足りなかった。

「ヴォイドレクスだ。」

声もなかったが。

意味が来た。

頭の中に直接。

白い亀裂から。

霊界の皇が来た。

白い存在だった。

光ではなかった。

白い存在が。

ただそこにいた。

「スピリトゥスだ。」

穏やかな声だった。

しかし穏やかさの中に。

全てを消せる何かがあった。

金の亀裂から。

死界の王が来た。

死の気配ではなかった。

死そのものだった。

来た瞬間に。

周囲の草が枯れた。

土が死んだ。

「ネクロサスだ。」

冷たい声だった。

しかし感情がなかった。

ただ事実として名乗った。

銀の亀裂から。

精霊界の始祖が来た。

目に見えなかった。

しかし感じられた。

あらゆる精霊の根源が。

そこにいた。

「エテルナスだ。」

紫の亀裂から。

深淵界の君主が来た。

深かった。

存在が深かった。

見ようとすると。

どこまでも深くなった。

「アビサルだ。」

声が渦巻くようだった。

六つが来た。

六つが並んだ。

六つがそれぞれの空気を持って。

同じ場所にいた。

リスカレスが私の横で。

静かに言った。

「まだ一つ来ていません。」

「わかっている。」

私は言った。

最後の亀裂が。

色がなかった。

開こうとして。

開かなかった。

また開こうとして。

また開かなかった。

「...来ないか。」

私は言った。

「いいえ。」

リスカレスは言った。

「来ます。」

「ただ。」

「ただ?」

「あれは。」

リスカレスは言った。

「来ようとしているのではなく。」

「来るかどうかを決めています。」

「決める時間を与えよう。」

私は言った。

第五章:七番目 - ゴーマス

三分が経った。

亀裂が変わった。

色がない亀裂が。

割れた。

音が来た。

音ではなかった。

存在の音だった。

世界が軋む音だった。

何かが出てきた。

大きかった。

デモナスより大きかった。

ネクロサスより重かった。

ヴォイドレクスより深かった。

黒い炎が全身から出ていた。

炎ではなかった。

存在の境界が燃えていた。

翼があった。

角があった。

しかしデモナスとは違った。

デモナスは形が変わり続けたが。

この者は。

形が固定されていた。

それがより恐ろしかった。

目があった。

赤い目が。

二つ。

周囲の六人の原初が。

少し動いた。

気配が変わった。

「来たか。」

デモナスが言った。

「来た理由がある。」

その者は言った。

声だった。

しかし声以上のものだった。

声が空間を変えた。

その者は全員を無視して。

私を見た。

「知恵の書を使った者か。」

その者は言った。

「そうだ。」

私は言った。

その者は私を見た。

長い間。

人間を見た。

知恵の書を持った。

人間を。

「ゴーマスだ。」

その者は言った。

「ゴーマス。」

私は言った。

「覚えた。」

ゴーマスは動かなかった。

しかし何かが変わった。

「覚えたか。」

ゴーマスは言った。

「そうだ。」

「なぜ呼んだ。」

「話をしたかったから。」

私は言った。

「話か。」

ゴーマスは言った。

「私に話をしたいと思う者は少ない。」

「なぜか。」

「怖いからだ。」

ゴーマスは言った。

「私は怖くない。」

私は言った。

ゴーマスが止まった。

「...怖くないか。」

「危険だとは思っている。」

私は言った。

「しかし怖いとは違う。」

「どう違う。」

「怖いは逃げる理由になる。」

私は言った。

「危険は気をつける理由になる。」

「私は気をつけながらここにいる。」

ゴーマスは。

また私を見た。

今度は別の目で。

「面白い解釈だ。」

ゴーマスは言った。

全員が揃った。

七人の原初が。

私の前に。

並んでいた。

第六章:七人との対話

「話があると言った。」

ゴーマスが代表するように言った。

他の六人も向いた。

「そうだ。」

私は言った。

「何を話したい。」

「各次元のことを聞きたい。」

私は言った。

「私はこの王国を作っている。」

「世界の各次元について知らないことが多い。」

「知らないまま進むより。」

「知ってから進む方が良い。」

七人が黙った。

デモナスが言った。

「知識のために呼んだのか。」

「そうだ。」

「力のためではなく。」

「力は自分で何とかする。」

私は言った。

「知識は借りることができる。」

「だから聞きに来た。」

七人が互いを見た。

ヴォイドレクスが言った。

頭の中に直接意味が来た。

「虚無界について何を知りたい。」

「虚無の覇王について聞いていた。」

私は言った。

「暗黒大陸にいると。」

ヴォイドレクスは動いた。

「虚無の覇王は私の眷属ではない。」

ヴォイドレクスは言った。

「しかし私が知っている。」

「あれは虚無界から漏れた存在だ。」

「虚無そのものではない。」

「虚無の一側面が形を持ったものだ。」

「漏れた存在か。」

私は言った。

「そうだ。」

ヴォイドレクスは言った。

「だから止める方法がある。」

「虚無そのものなら止められない。」

「しかし漏れたものなら。」

「源を絶てば止まる。」

「源はどこだ。」

「虚無界と暗黒大陸の境界だ。」

ヴォイドレクスは言った。

「そこに薄い場所がある。」

「そこを塞げばいい。」

「どうやって塞ぐ。」

「完全に満ちたものを当てる。」

ヴォイドレクスは言った。

「虚無は欠けを食う。」

「満ちたものは食えない。」

「それが唯一の方法だ。」

「アクアが言っていたことと同じだ。」

私は思った。

ネクロサスが言った。

「死界からも聞くか。」

「頼む。」

「永遠の蛇女王について言う。」

ネクロサスは言った。

「あれは運命を読む。」

「しかし正確ではない。」

「どこが不正確だ。」

「運命は確率だ。」

ネクロサスは言った。

「最も可能性が高い未来を読む。」

「しかし可能性が低い未来は読めない。」

「誰も試みなかったことは。」

「可能性として存在しない。」

「だから読めない。」

「前例のない動きか。」

私は言った。

「そうだ。」

ネクロサスは言った。

「私は死界で無数の死を見た。」

「全ての死に前例がある。」

「しかし。」

「前例のない死に方をした者は。」

「運命の蛇の目をかいくぐった。」

「前例のない生き方をすれば良い。」

私は言った。

「そうだ。」

ネクロサスは言った。

「お前はすでにそうしている。」

「どういう意味だ。」

「人間が知恵の書で七人の原初を呼んだ。」

ネクロサスは言った。

「前例がない。」

「だから運命の蛇は今何が起きているかを知らない。」

「...そうか。」

私は言った。

スピリトゥスが言った。

「毒滅の蛇王についても言おう。」

スピリトゥスは言った。

「霊界では毒は精霊に効かない。」

「精霊には実体がないから。」

「毒が入る体がない。」

「つまり。」

私は言った。

「実体を消せば良い。」

スピリトゥスは言った。

「精霊化すれば毒は入らない。」

「その方法はある。」

「私が教えることができる。」

「頼む。」

私は言った。

エテルナスが言った。

「私は精霊界の始祖だ。」

エテルナスは言った。

「お前の王国に精霊が多いと聞こえる。」

「精霊界から見ている。」

「見えるのか。」

「全ての精霊は私に繋がっている。」

エテルナスは言った。

「見ようとすれば見える。」

「それは問題か。」

「問題ではない。」

エテルナスは言った。

「監視しているわけではない。」

「ただ見えるというだけだ。」

「お前の王国の精霊たちは。」

「根を張り始めていると見えた。」

「根を張る。」

私は繰り返した。

「アクアも言っていた言葉だ。」

私は思った。

アビサルが言った。

「深淵界から言うことがある。」

アビサルは言った。

「聞かせてくれ。」

「暗黒大陸の下に。」

アビサルは言った。

「深淵への入口がある。」

「今は閉じている。」

「しかし暗黒大陸の三つの存在が。」

「力を使いすぎれば。」

「その入口が開くかもしれない。」

「開いたらどうなる。」

「深淵から。」

アビサルは言った。

「別の次元の存在が入ってくる。」

「今この世界には存在しないものが。」

「入ってくる可能性がある。」

「それは防げるか。」

「三つの存在の力を。」

アビサルは言った。

「増大させないことだ。」

「彼らを倒す必要はない。」

「強くさせないことが重要だ。」

「了解した。」

私は言った。

デモナスが最後に言った。

「私から一つだけ言う。」

デモナスは言った。

「どうぞ。」

「人間よ。」

デモナスは言った。

「お前は今日七人の原初を前にして。」

「動じなかった。」

「それは珍しい。」

「珍しいか。」

「珍しい。」

デモナスは言った。

「私は長く生きた。」

「悪魔界だけでも数え切れない時間を生きた。」

「しかし人間が私を前に。」

「話をしたいと言ったのは。」

「初めてだ。」

「人間は。」

私は言った。

「强い者だけが正しいとは思っていない。」

「知恵がある者が正しいとも思っていない。」

「話ができる者が。」

「物事を前に進められると思っている。」

「話か。」

デモナスは言った。

「そうだ。」

「...悪魔界では。」

デモナスは言った。

「話より力だ。」

「しかし力より話が勝つ場合があるとは知っている。」

「今日がそうか。」

私は言った。

「今日がそうだ。」

デモナスは言った。

第七章:ゴーマスとの対話

六人が話した後。

ゴーマスはまだ黙っていた。

「ゴーマス。」

私は言った。

「何だ。」

「お前は何も言わなかった。」

私は言った。

「言う必要があると思えば言う。」

ゴーマスは言った。

「今はまだない。」

「では何を待っている。」

ゴーマスは少し間を置いた。

「お前を見ている。」

ゴーマスは言った。

「何を見ている。」

「お前が何者かを見ている。」

ゴーマスは言った。

「まだわからないか。」

「わからない。」

ゴーマスは言った。

「それが珍しい。」

「なぜ珍しい。」

「私には存在を見る目がある。」

ゴーマスは言った。

「全ての存在は私に見える。」

「その本質が。」

「弱い者も強い者も。」

「神も悪魔も。」

「全部見えた。」

「しかしお前は。」

「しかし?」

「見えない。」

ゴーマスは言った。

「見えないか。」

「全部ではない。」

ゴーマスは言った。

「一部だけ見える。」

「しかし中心が見えない。」

「お前の本質が。」

「見えない。」

「それは問題か。」

私は言った。

「問題ではない。」

ゴーマスは言った。

「むしろ面白い。」

「面白いか。」

「私が見えないものがある。」

ゴーマスは言った。

「それは稀だ。」

「悪魔界で見えなかったものは。」

「私の敵だったか。」

「または私より強いものだったか。」

「しかしお前は。」

「弱い。」

「少なくとも今は。」

「それでも見えない。」

「弱いのに見えないのか。」

「そうだ。」

ゴーマスは言った。

「だから興味がある。」

「それは良いことか悪いことか。」

私は聞いた。

ゴーマスは少し間を置いた。

「今日は良いことにしておく。」

ゴーマスは言った。

「今日は。」

私は言った。

「私は気が変わることがある。」

ゴーマスは言った。

「今日お前が興味深かったから。」

「今日は良いことにしておく。」

「明日はわからない。」

「正直だ。」

私は言った。

「私は嘘をつかない。」

ゴーマスは言った。

「嘘をつく必要がないから。」

「なぜ嘘をつく必要がない。」

「私は全てを超えている。」

ゴーマスは言った。

「全てを超えた者は。」

「見栄を張る必要がない。」

「現実が見栄より強いから。」

「なるほど。」

私は言った。

「お前は。」

ゴーマスは言った。

「なるほどと言った。」

「そうだ。」

「なぜなるほどと言える。」

ゴーマスは言った。

「私の言葉を聞いて。」

「恐怖ではなく。」

「理解をするのか。」

「お前の言葉は理解できた。」

私は言った。

「理解できないものは理解できないと言う。」

「今日の話は理解できた。」

ゴーマスは。

また私を見た。

「一つだけ言う。」

ゴーマスは言った。

「聞かせてくれ。」

「私の名前を覚えろ。」

ゴーマスは言った。

「覚えた。」

私は言った。

「違う。」

ゴーマスは言った。

「どういう意味だ。」

「覚えることと。」

ゴーマスは言った。

「忘れないことは違う。」

「覚えるのは今だ。」

「しかし忘れないのは先の話だ。」

「忘れるなという意味で言った。」

「忘れない。」

私は言った。

「理由があるか。」

ゴーマスは言った。

「今日会った者は忘れない。」

私は言った。

「それだけか。」

「それだけだ。」

私は言った。

ゴーマスは。

一瞬だけ。

何かを見せた。

感情ではなかった。

しかし何かだった。

一瞬だけ。

「良い夜だった。」

ゴーマスは言った。

「人間が言うか。」

デモナスが言った。

「私は長く生きた。」

ゴーマスは言った。

「良い夜と言えることが。」

「稀だった。」

「今夜は良い夜だ。」

七人が帰り始めた。

それぞれの次元へ。

亀裂に向かって。

最後にゴーマスが消えた。

色のない亀裂に向かって。

振り返った。

一度だけ。

「ヴィカース。」

ゴーマスは言った。

「何だ。」

「また呼ぶなら。」

ゴーマスは言った。

「来るかもしれない。」

「来るかもしれないか。」

「保証はしない。」

ゴーマスは言った。

「しかし来るかもしれない。」

「十分だ。」

私は言った。

ゴーマスが消えた。

亀裂が全部閉じた。

七つ全部が。

静寂が戻った。

リスカレスが言った。

「...生きています。」

「そうだな。」

私は言った。

「普通ではありませんでした。」

リスカレスは言った。

「そうだな。」

「マスター。」

リスカレスは言った。

「何だ。」

「ゴーマスが。」

リスカレスは言った。

「来るかもしれないと言いました。」

「そうだ。」

「それが良いことか悪いことかは。」

リスカレスは言った。

「今はわかりません。」

「今はわからなくていい。」

私は言った。

「今日は情報が多かった。」

「整理してから判断する。」

「はい。」

「一つだけ確かなことがある。」

私は言った。

「何ですか。」

「今日得た知識は。」

私は言った。

「必ず使える。」

「今日知ったことが。」

「明日の準備になる。」

「ヴォイドレクスの話も。」

リスカレスは言った。

「ネクロサスの話も。」

「スピリトゥスの話も。」

「全部使える。」

私は言った。

知恵の書が閉じた。

自然に。

音もなく。

「今夜のことは。」

私は言った。

「しばらく秘密にしておこう。」

「わかりました。」

「準備ができた時に話す。」

私は言った。

二人で宮殿に帰った。

夜が続いた。

星が出ていた。

「七つの次元がある。」

私は思った。

「七人の原初がいる。」

「七つの情報が来た。」

「今日は良い夜だった。」

エピローグ - 現在の朝 - ヒナタが来た日

書斎 - 朝

記憶から戻った。

今日の朝食が終わっていた。

「マスター。」

リスカレスが来た。

「知っている。」

私は言った。

「考えていましたか。」

リスカレスは言った。

「あの夜のことを。」

私は言った。

「ヒナタとベニキツネが来たことと。」

リスカレスは言った。

「何か関係がありますか。」

「ある。」

私は言った。

「暗黒大陸から来た存在たちが。」

私は言った。

「王国に根を張り始めている。」

「はい。」

「それはゴーマスが言っていた。」

私は言った。

「私の本質が見えないと言っていた。」

「しかし王国は見えているはずだ。」

「王国に来た者たちを通して。」

「ゴーマスが王国を見ているということですか。」

リスカレスは言った。

「見ているかもしれない。」

私は言った。

「しかし悪意はないだろう。」

「あの夜の話では。」

「ゴーマスは興味で動く存在だ。」

「私に興味を持った。」

「だから見ている可能性がある。」

「問題ですか。」

「今は問題ではない。」

私は言った。

「問題になる前に話せる関係を作った。」

「それが今日役立つかもしれない。」

「マスター。」

リスカレスは言った。

「何だ。」

「あの夜から。」

リスカレスは言った。

「マスターは変わりましたか。」

「どう変わった。」

「変わったというより。」

リスカレスは言った。

「広がりました。」

「知っている世界が。」

「それは良いことか。」

「はい。」

リスカレスは言った。

「広がった世界の分だけ。」

「準備ができます。」

「そうだ。」

私は言った。

廊下からまた声が来た。

「マスター!」

ヒナタの声が来た。

「服が変わっていました!」

「見てください!」

私は書類を見た。

「後で。」

私は言った。

「えーっ!」

リスカレスが言った。

「...どう思いますか。」

リスカレスは言った。

「何が。」

「あの方は毎日来るでしょうか。」

「来る。」

私は言った。

「確実に。」

「...そうですね。」

リスカレスは言った。

「悪くない。」

私は言った。

「先ほどゴーマスの話をしていて。」

リスカレスは言った。

「悪くないと言うのですか。」

「ゴーマスもヒナタも。」

私は言った。

「それぞれの形で王国に来た。」

「重さは違うが。」

「どちらもここにいる。」

「それが今の王国だ。」

「七人の原初と。」

リスカレスは言った。

「ヒナタが同じ場所にいると。」

「今はまだ同じ場所ではない。」

私は言った。

「しかしいつかそうなるかもしれない。」

「その時が楽しみです。」

リスカレスは言った。

「リスカレスが楽しみと言うか。」

「...言い方が悪かったです。」

リスカレスは言った。

「いや。」

私は言った。

「良い言い方だった。」

廊下でヒナタが。

また叫んでいた。

「マスター!来てください!」

「書類が終わったら行く。」

私は言った。

「いつ終わりますか!」

「わからない。」

「えーっ!」

書斎に笑いが来た。

リスカレスの口元が。

わずかに動いた。

「今日も良い王国だ。」

私は思った。

ゴーマスが言っていた言葉が来た。

「良い夜だった。」

今日は。

良い朝だった。

七つの次元の知識が。

今この王国で眠っていた。

いつか使う時が来る。

その日まで。

王国は続く。

ヒナタの声と共に。

ベニキツネの静けさと共に。

全員と共に。


【リンクが開けない方へ】カードの見方・別ルート案内


皆さん、こんにちは!

「ダークコンチネント:生きる大陸と至高の支配者」の作者です。


前回のキャラクターカード集について——

リンクをクリックしても開けない、

という声をいただきました。


そこで、別のルートをご案内します。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆ リンクが開けない場合

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


もし——

記事内のリンクをクリックしても

うまく開かない場合は。


お使いのブラウザで、

以下のURLを直接検索欄アドレスバー

コピー&ペーストしてみてください。


【安全なリンクです。ご安心ください】


https://drive.google.com/drive/folders/1aeslFKS4Ox7hypyBQaSOJpGBuYAr6Nip


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆ 貼り付け方

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


1. 上のURLを長押しして「コピー」

2. Google などの検索アプリを開く

3. 検索欄(アドレスバーでも可)に貼り付け

4. 開くと、キャラクターカードのフォルダが表示されます


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


これで、カードをご覧いただけるはずです。


もし、それでも開けない場合は——

コメントで教えてください。


毎日19:00更新中。


お楽しみに!


#世界設定 #キャラクターカード集 #ライトノベル #ダークコンチネント


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ