パジャマパーティーという名の審問会その3
さてさて。次は賛否両論ありそうなTS3人だ…いや、シュウちゃんは転生らしいし、フレアちゃんもあの体で居る時間が長いから馴染んじゃってる。つまり、2人は完璧に女の子みたいなものだ…
「ウィンディアちゃん…嫁になりたいの?」
「嫁はともかく、せっかく女に生まれ変わったんだし…まあ、相手がトウマ先輩ならそういう事してもらう相手としては十分だし」
「バカ竜、頬染めるなにゃん」
中身が近江くんだって分かってるから微妙な気持ちになるよね。特にネコちゃんは幼なじみだったし、特に複雑だよね。お兄ちゃんが死んで2人は微妙に良い雰囲気だったし…まあ、ネコちゃんは否定してたんだけど。
まあ、ラトちゃんからディルクとしての噂は聞いてるからなぁ…北方猫耳族の繁栄というか、戦争で減った猫耳族を補うために子宝沢山を目指したフジシマのお姫様シロと、それに応えたディルクがもたらした結果、子孫が近親婚になって大変だったとか。猫耳族は多産が一般的らしいから、子だけで40人近く居たらしいし…羨ましいのはともかく、それだけやった事だから近江くんが下半身で動くのは分かってる。お兄ちゃんもそうしてくれれば良いのに…
「まあ、元が男の子だからお兄ちゃんが微妙な顔してるのは知ってるけど…普通、こういう場合は男の子同士の方が落ち着くとかって感じなのにね」
「せっかく、先輩好みの長い髪なんだけどな…」
「お兄って髪の長い方が好きだったっけ…男装するからばっさり切った時はさすがに呆れてたけどさ」
かなちゃんが錯乱して妹がダメなら弟になってやるぞ事件…なのに、弟になれそうな3人は今嫁になります。複雑だよね…お兄ちゃんにしてみれば。まあ、だからと言って他に引き取り手無いけど…
「きっとご主人様が落ち着けるのは我輩の耳を触ってる時だけにゃん。だから、我輩は神猫になれたはずにゃん」
「…なら、私も触ってもらえば神妹に…」
「灯里ちゃん、ちょっと意味分からない」
「とりあえず、オレは兄貴が受け入れてくれるなら嫁でも愛人でも何でも構わないんだけど…どうせ、剣なわけだから高望みしてもいけないし」
「剣だって恋したって良いじゃないっ!」
「するなとは言ってないよ…でも、お兄なら何とかするんじゃないかな。剣だからって不安になる事はないよ」
かなちゃんがそう言うなら大丈夫なんだろう。お兄ちゃんは神だから何とか出来るよ…出来なきゃ私が400年かけて編み出した魔法で作ったゴーレムを子どもに見立てる方法を教えるし………アクア時代にやったけど、今は出来るかな?
「剣である以前に男だった事の方が問題と思うにゃん…」
「ミケちゃん…男だったからこそ分かる事もあるんだよ」
シュウちゃんが悪い顔してる。でも、お兄ちゃんの事は私が一番良く知って………しまった、体変わってるから異なるかもしれない。ここでシュウちゃんを敵に回すのはあまりよくない。でも、味方にするならウィンディアちゃんの方かもしれない。そういう事は散々してるわけだし。
「でも、男だったらこそお兄が入浴してるところに入るとかハプニング狙いで誘惑とか出来たはずなのにしてないよね……3人ともこうやって女の子だけのパジャマパーティーに参加出来てるし。まだスカートなのに足開いてるとかはあるけど、はっきり言って男だったって事実より乙女化し始めてるよね」
「周りがむしろドン引きするほどにゃん。ウィンディアなんか最近化粧に興味持ってるにゃん」
「良いじゃないか…」
まあ、女の子として人生謳歌するのは構わないんだけど…多分、お兄ちゃんはまだ受け入れきれないと思う。前世の面影無いからまだ良いけど、あったらアウトだよね。お兄ちゃんに目隠ししてからじゃないとまだ無理かな。
「灯里ちゃん、灯里ちゃん」
そんな事を考えているとサレナちゃんが相談してきた。この3人に正しい知識を魔族の子たちに教えて欲しいらしい…今のままではお兄ちゃんが搾取されてしまいそうらしい。というか、きちんと教育しないとお兄ちゃんとするのを見学する気らしいし。あの子たちは育ってきた環境が悪いすぎるから後できちんと話し合おう。3人にもまともな事を教えるように言わないと…というより、年齢的にお兄ちゃんが手を出すとは思えないんだけどね。




