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パジャマパーティーという名の審問会その4

とりあえず、デザートは置いとくとして、メインディシュ…というかお兄ちゃんの前世の想い人と前の世界での想い人。それから愛剣な2人に尋問していかないといけない。お兄ちゃんのためなら狂えるマリンちゃんと愚かになれるリーシャちゃん。それに私やかなちゃんを加えた4人が実質的に1番妻を争うメンバーなのは間違いないから力関係をはっきりしておかないといけない。



「まあ、今更2人に覚悟を聞く必要は無いよね。これで他に良い人見つけたなんて言ったらお兄は2人を許さないと思うし…特にリーシャちゃんは八つ裂きじゃないかな」



かなちゃんが先制して釘を刺した。まあ、そんな事を言ったらお兄ちゃんが前にイリーナちゃんと保護者2人が許さない気がする。



「…お兄ちゃんに八つ裂き…される理由はあります。むしろ、そうされなきゃいけないって思ってます…それで転生しなきゃ許さないんじゃないかって」


「あー…まあ…」



かなちゃんが納得しかかってる。しちゃダメでしょ…お兄ちゃんだってそんな事したいなんて思わないよ。



「リーシャちゃん。お兄ちゃんはディナさんやユーカさんたちを自分の手で殺して悔やんでなかったわけじゃないんだよ。信じた自分がバカだったって後悔して、3人は悪いなんて思わなかったし3人もきちんと謝った。リーシャちゃんを殺してお兄ちゃんの気持ちまでメチャクチャにしてたら前の世界でお兄ちゃんはひとりぼっちだったよ。そうしなかったのは、リーシャちゃんが大切だったからで……八つ裂きよりされたかった事あるでしょ?」



危ない危ない。もうちょっとでお兄ちゃんが一番好きなのはとか言いそうだった。それを認めたら1番妻にはなれない。サレナちゃんやイリーナちゃん、ファルちゃんだってこの子の次で満足してた過去があるんだし、お兄ちゃんの気持ちがリーシャちゃんに傾きまくりなのは間違いない…今はどうか分からないけど。



「八つ裂きよりされたかった事……」



おぅ、顔が真っ赤になったよリーシャちゃん。どんな事して欲しかったのか…はっ!?



「リーシャちゃん。お兄ちゃんをお兄ちゃんと呼ぶなら、お兄ちゃんの妹である私はお姉ちゃんだよっ!」


「何か凄い発想してるみゃん」


「であるな…」


「灯里ちゃんだからねぇ…」



3人が何か言ってるけど、妹ならお姉ちゃんの言う事は絶対だよ。つまり、少なくとも1番は無いよね…という牽制しておけば良いだけだ。やったね、私。妹が増えたし一石二鳥だよ。



「あ…えっと、お姉ちゃん。お兄ちゃんと仲直りするお手伝いしてくれませんか?」


「良いですとも。お姉ちゃんに任せなさい」


「灯里お姉さん、トウマお兄さんともっと仲良くなりたいです…カインお兄さんの時は周りに女の子居なかったし、お兄さんの事をバカにする人たちばかりだったから…」


「ちょっと100年前に行って歴史変えてきたいんだけど、かなちゃん…」


「そうしたらお兄がお兄じゃなくなるから止めて」



前世の事とはいえ、お兄ちゃんをバカにするなんて許せない……と思ったけど、よく考えたらマリンちゃんが滅ぼしてたっけ。



「マリンちゃん、リーシャちゃん。これからもお兄ちゃんを悪く言う奴は滅ぼしていこうねっ!」


「変な事を教えるなみゃん」


「組ませてはいけない3人が組んでしまったのじゃ」



セーラちゃんは失礼だ。失礼すぎるよ…2人みたいな事私は………してた。但し、凍死はそんなに大規模じゃなかったと思う。むしろ、お兄ちゃんをバカにしたなら聖戦だよ。神を侮辱したなら報いは受けなきゃだよ。



「まあ、3人の事はお兄に丸投げして。アクアとセーラはどうするの?」


「…まあ、あいつは良い奴みゃん。100年前に会いたかったとも思うが仕方ない事みゃん。今はよく分からんみゃんが…マリンの剣として我が隣に居るべきなら他の男となんて考えてはいないみゃん」


「…素直にお兄ちゃんに興味あるって言えば良いのに。ラトちゃん、死の直前までカインだったお兄ちゃんを復活させようと頑張ってたじゃない。本当はマリンちゃんと3人で仲良く暮らしてみたかったとも言ってたし。人数増えちゃったけど、今ならそれも出来るわけだし」



むしろ、ラトちゃんは私の友達なんだからこうして連れて来たわけなんだから加わるのは前提だよ。むしろ、お兄ちゃん以外の男とその体でしたらラトちゃんでも消し去るよ。



「なんか、魂の危険を感じたみゃん…今はとにかく研究とかがあるから無理やり押し倒してこられない限りは保留みゃん」


「お兄ちゃんにそうしてもらうよう頼んでおくね」


「……先程からアレク…いや、トウマに襲ってもらうだの何だの言っておるところ悪いのじゃが、あやつにそれは出来ぬぞ。しておるならわらわは一番にされておっただろうし」



ヘンタイ元ドラゴンが何か言い出した。お兄ちゃんにケモノを襲う趣味は無いはずだ。あってたまるか。



「そもそも、トウマはわらわが育てたのじゃ。わらわが最初にトウマを襲う権利がある」


「なん…だと…」



このクソドラゴン、そんな事を考えていただと…お兄ちゃんとケンカしてるのは、あくまでも師弟のスキンシップと思っていたのに、お兄ちゃんの貞操を狙っていたなんて。


剣で解体して肝取り出させる悪業をお兄ちゃんに強いたくせに、お兄ちゃんの貞操まで奪うのを強いるつもりか。



「さあ、やりますよ。リーシャさん、マリンさん」



私は枕を構えた。お兄ちゃんの貞操は私が奪うんだい。



「灯里ちゃん、口調が何処かの悪役みたいだよ」


「大丈夫だよ、枕じゃ惑星までは壊せないから。せいぜい、この大部屋が展望室に変わるだけだよっ!」



とりあえず、枕を明後日の方向に投げつけてみた。壁を貫通して、遠くの山が弾け飛んだ…ちょっとやりすぎたかな?



「……降参なのじゃ。初めては譲るのじゃ。お主が最初なのじゃ…」


「えー…そんな事言わないで枕投げしようよ?」



パジャマパーティーの定番といえばコイバナと枕投げなのに…



「…そんな事より、誰が枕を拾いに行くみゃん…人数分しか枕無いし、トウマ居ないから腕枕とか無いみゃん」


「………リーシャさん、マリンさん…」


「おやすみなさい、お姉ちゃん」


「自己責任…です」



早速妹たちに裏切られました…自業自得だけどさ。

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