第45話:我慢の反動?!突然の激しいキス
このお話は主人公目線で語り口のように綴っております。
えーと…。
私は今、社長であり恋人である要さんの膝の上に座っている…。ここは社長室なのに……………。
どうしてこういう状況になったかというと
コーヒーを買いに外に出た時に要さんの元カノと再会したから彼女に言われた話を要さんに打ち明けて、それで話をしていた時に要さんに呼ばれて近くへ行ったらこの状態に…。
私は元々要さんを信頼しているから彼女の言葉に耳を傾けることはなかった。
「奈々の手でクッキー食べさせてくれ。」
この至近距離でそういう事、言うの反則ですよーっ(涙目)
だけど、要さんがとても期待した眼差しでこっちを見ているものだから私はおずおずとクッキーに手を伸ばして、要さんの口元へと運んだ。
「あーんって言葉もいりますか?」
私は皮肉も込めて聞いてみた。
「ああ。そうだな。あったら嬉しいかな。ハハッツ。」
もう!この人は楽しんでるな!
私は言われるがまま「あ~~~ん。」と言ってクッキーを口元に…。
小さいクッキーだからか、要さんはそのまま大きく口を広げて私の指まで咥えてしまった。
「────!」
要さんの舌先がペロリと私の指先にあたる…。
「ヒャッ!」
思わず声が出た。気持ち悪いとかではなく、単純に驚いてしまったのだ。
思わず要さんの方を見ると……………色っぽい…。ダメだ。これは最早確信犯だ。
「か…。要さん…?」
「ああ、クッキーが美味いな。」
そう言ってニコリと笑う。
もう一つ食べさせろとジェスチャーをしてきたので付き合うことにして
「あ~~ん。」
と言って彼の口へとクッキーを近づけるとまた私の指先までパクリと口に含んだ。
〝これ…、絶対わざとだ。〟
私はドキドキしていた。
今度はペロリどころでは済まなくて指先からどんどん口の中に指が引っ張られて指を何度もペロリ、ペロリと舐めまわしていた……………。
私は恥ずかしさで一杯になって。
「か…!要さんっ!」
少し大きな声になって思わず手を自分の方に引っ込めてしまった。
要さんは
「残念…!」
と言って少年のような顔をして笑っていた。
「もう、恥ずかしいです。」
「じゃあ、コッチで…。」
そう言って今度は私の唇に唇を重ねてきた…。
さっきからアプローチが凄い…。もう心臓が爆発しそうな位ドキドキして苦しい…。
〝────!〟
今度は舌が入ってきた…。今日の要さんはどうしたのかしら…。私達は確かにキスは済ませた仲ではあるけど、こんなにも求めてくる要さんにびっくりしていた。そしてふと、石川さんの言葉を思い出したのだ。
〝だいぶ我慢してくれてるのねぇ……………。〟
これってその反動なの?!恋愛初心者の私には全くわからなかった。
私は心臓のドキドキが苦しくて思わず要さんから逃げようとしたら要さんに頭を押さえられて私の顔をじっと見つめて
「逃げないで……………。もう少しこのままで……………。」
そう言ってすぐに再び唇を塞がれてしまった。
私はセクシーな声とその瞳で見つめられてそのまま逃げることが出来なくなってしまった。
〝────嫌……………では…ない……………。〟
私の中でドキドキが徐々に落ち着いていくのがわかった。もしかして慣れ?それとも咄嗟の事で戸惑っただけ?わからなかったけど、〝嫌ではない〟ことだけがわかった。
ご覧下さりありがとうございます。要に激しく求められて戸惑う奈々でした。今まで二人が少しずつ近付くように書いてきましたが、恋愛のお話だし、甘々なシーンも沢山必要だから書かなきゃなのですが、何だか恥ずかしいですね。これも慣れかな?
【投稿時間のお知らせ】
現在
朝と夜のそれぞれ6:50に投稿しておりますが、ラストまで、次の話より間の12:10に投稿含めます。




