表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
convenience store  作者: リクルート
1/8

コンビニの日常(前半)

初めて投稿してみました。ノートなんかに書いていたことはあるのですが、こういうサイトには初めて出します。よろしくお願いします。そして、お手柔らかに。

 晴れた空のした、どんよりとした気分で歩いていた。理由は簡単。仕事だ。といってもまだまだ学生で社会人の労働量と比べたらかなり少ないだろう。

 しかし、しかしだ。テストがあって、悪い点数で、教師に怒られて、クラスでバカにされた後にバイトは正直しんどい。だけど、一人で仕事しているわけじゃないし、自分が休めば迷惑がかかる。それはいけないことだろう。だから、こうして煌々と輝く忌まわしき太陽の下を歩いている。

「はぁぁぁーー」

 長い溜息まで出てきた。幸せが逃げるな。まぁ、いいか。

 そんなことしながらも、バイトをしている店の前まで来た。昼も過ぎてとっくに昼のピークは過ぎている。

「こんにちはー」

 挨拶をして、中に入って、着替える。このコンビニの制服だ。赤い縦線の入ったきれいな制服。

 まだ働き始めて1年もたっていないこのコンビニで少しだけ頼りにされているのがちょっとした自慢だ。そうは言っても、うぬぼれて仕事をさぼったりしてはいない。

「今日も頼むよ、バイト君」

 店長が毎回そう言ってくれて、やる気も出てきた。ようし、今日も頑張っていきましょうか!


「いらっしゃいませー」

「180円が一点、250円が一点、150円が一点――――」

「はーい、こちらの商品でお間違えありませんか?」


 来た。来てしまった。

 夜のピークである。忙しいどころの話ではない。会社や学校が密集しているこのあたりの地域は昼もかなり忙しくなるが、夜もそれと同じぐらいに忙しくなる。これはいつものことではあるが慣れることはない気がする。てきぱきと仕事をこなしていく。そのほとんどがレジの中なのだが、レジスターが二台では到底足りないのだ。もう心の中では「うぉぉぉぉぉ」と言っていてもおかしくはない。


「すいませ~ん。あのぉ、コロッケ間違っているんですけどぉ」


 来た。忙しいのに、いや、忙しいから来たのかもしれない。

 店長がすかさずその人の前へ行った。横目で気にしながらも、レジを打つ手は止めない。

「どうかなされましたか。お客様」店長が優しい声で問うた。

「いや、あのさ、マジありえないっしょ。たのしみにしてたのになぁ」そいつは嫌味ったらしく言う。

「あの、何か不備がありましたでしょうか」

「いや、だからねぇ、コロッケがぁ、間違って入ってるのよぉ」

 さっきからいやいや言い過ぎだろ。あと、いちいち音を伸ばすな。むかつくから。

「それは大変申し訳ございません。お取替えいたしますね」

「えぇ、取り替えるだけぇ? 許せそうもないんですけどぉ」

「それでは何にいたしましょう」

 店長は毎回こうだ。最低限だけではダメだという客にはこうして訊いている。

「うぅーん、一年間ここ無料でぇ、利用できるようにとかぁ?」

 ナニオイッテイルンダ、コイツハ。そんなことできるはずはない。このコンビニは全国展開している店だ。店長の一存で決められない。

「うーん、どうしましょうかね。それだとあなたが困りますよ、きっとね」

 店長に顔つきが変わった。いつもは優しい顔なのだが、やっぱり怒ると怖い。

「ど、どういう意味?」

「そのままの意味ですよ。警察沙汰にしてもいいのです」

「ふん、できるものならやってみなさいよ」

 さっきまでの伸びた感じが消えている。

「そうですか。それではお望みのままに」

 そう言い残して店長は店の奥に入ろうとした。そこで一瞬振り返る。不機嫌な表情をして立っているそいつの顔を見たのだろう。

どうでしたでしょうか。おもしろかったら次も見てくだい。

あと、書き方なんかを教えてくださるとうれしいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ