【プロローグ】その日俺は召喚された
その日、俺は確かに自宅の寝室で寝ていたはずだ。
寝落ちしたわけでも、酔っ払っていたわけでもない。
ごく普通に、いつも通り、ベッドで寝た。
間違いない。
なのに何故…
「何処だここ…」
目を覚まして周りを見渡す。
いつもの寝室じゃない。
というか自分の体制がそもそも寝てる体勢じゃない。
立って街中(?)にいる。
…なんだこれ。
夢遊病にでもなって、歩き回ってる途中に目が覚めたか?
それにしては景色に見覚えが無い。
近所ならさすがに分かる。
そもそも、なんていうか…
「…どう見ても現代に見えないし、正面にあるのは城に見える…」
これは…まさか…
「異世界…か…?」
俺、タテアナ ススムは、朝起きたら異世界召喚されていたようだ。
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俺はごく平凡な大学生。
一人暮らしでフツーに大学に通い、周りとそれなりにフツーの交友関係を築いている。
親からの仕送りで不自由なく生活出来ているので、バイトはしていない。
平凡ではあるが一つ特徴をあげるとすれば、それなりにゲーマーであるということだ。
RPG、シミュレーション、格ゲー、RTS、MOBAなんでもござれ。
どのジャンルもそこそこ出来る。
そう、そこそこ。
一つを極めるとか、大会に出るとか、そういうレベルではない。
あくまでそこそこ。
ただ、ゲーム内に用意されている物は大体やり切るタイプだ。
例えば全ダンジョンのクリア。
例えば裏ボス等の強敵の全撃破。
例えば仲間になるモンスターのコンプリート。
そういう「全てを埋める」のが好きなのだ。
収集癖みたいなものである。
昨晩も某国民的RPGでモンスターを集めきり、満足して寝に入ったはずなんだが…
「どうしてこうなった…」
謎しかないが、とにかく俺は変な世界にいる。
世界観はお決まりの中世ヨーロッパ風。
それだけならまだ現代の何処かとも考えられるが、正面の城。
現代で城は流石に無い。
そして決定的なのが
「蛇っぽい見た目の人とか、猫っぽい人もいる…」
亜人系もいる世界のようで、俺が今までいた世界と完全に別物である事が分かる。
「え、と、とりあえず落ち着け。
意味は分からんがとにかく俺は異世界にいる。
意味不明すぎだが。
え、大学の出席どうすんだ?
帰れるのか?
というか今すぐ帰りたいんだが??」
かなり混乱しているが、まずは"帰りたい"。
その一点だ。
しかし…異世界転生物で元の世界に戻れた話というのをほとんど見たことが無い。
いや創作物と今現実に起こっているコレが同じ物かって所から分からんが。
「分からん、分からんが、とにかく一つずつ整理しよう。
とりあえず俺は何持ってんだ?」
直前の記憶が寝た時なので、何も無い気はするが…
と考えた時
<<ヴン>>
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レベル:1 HP:15/15
武器の強さ:0 防具の強さ:1
ちから:8/8 満腹度:100%
【アイテム】
ジャージ E
スマホ
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…これはあれだな…ステータスウィンドウ…だな??
お決まりだ。
お決まりではある。
だがこう、凄く嫌な項目が見える。
「ちから8/8と満腹度100%…」
俺は色々なゲームをやってきた。
このジャンルももちろん遊んできた。
「不〇議のダンジョン…」
どうやらこの世界はローグでライクな世界らしい。
初めて作品を投稿してみます。
頑張ります。
不○議のダンジョンって、一瞬の可哀そうなエピソードだけ動画とかで見ると滅茶苦茶面白いですが、そこに至るまでの過程や、その場での思考、そういう物も凄く面白いと思っています。
ただ、小説等で表現するのは滅茶苦茶難しそうなんですよね。
そういうのを表現出来たら嬉しいな、と思っています。




