新しい自分
「えーーーッ、まだ帰っちゃダメなの!!!」電話して大阪に戻ろうとした双子は両親に断られたようだ。
「じいちゃんに飯食わせて貰えってさ。じいちゃん、お腹すいた〜何か食わして!」お祖父ちゃんは、台所入ってオロオロしている。
母が気を利かせて出前メニューをテーブルに広げて置いてきた。何とかするだろう。
宅配運送会社は万年人手不足なのだ。
「さあ、やっとこれから休みだわ!
あ〜あ、後もう3日しか休めないよ〜仕事まで。
今夜はウーバーね。お父さんの奢りよね?」荷物をまとめた母がタクシーに乗り込み、冴子と織子を呼ぶ。
雅紀叔父さんは、貸し布団とワゴンのレンタカーを返しに一足先に家を出た。
祖母は警察に逮捕され、貴和子叔母さんと清さんも任意同行されていった。
帰りにタクシーが警察署の前を通ると美容家として関西で有名だったせいでマスコミが貴和子さんの取材をしょうと詰めかけてた。
「ほんと、人間ってバカよね〜男も女も!」母が呟く。父はずっと黙ったままだ。この結論に色々納得出来ないのだろう。受け入れていないようだ。
織子が運転手さんの横に座る父の肩を叩く。
「私の中の美沙さんはスッキリしたみたいだよ。ずっとモヤモヤしてたのが消えたよ。もう私の中に居ない気がする。」と織子が告げる。
「…そうか、良かった。」と父が苦笑いした。
「戦前の日本教育がどれだけクソだったかって事だね。
あっ、田舎もね。お祖母ちゃんはそれに毒されて大切な娘を殺したんだよ。
沖縄も戦争の悲劇とか崖から飛び降りる母子を毎年お盆に流すけど、半分は家族に殺されたようなもんだよね?
旦那に殺されるか村人に殺されるか崖から飛び降りるか?
母子に選択肢は無かったんだよね。」母が淡々と話す。
「あ〜っ、来年から田舎帰らなくて良くなって助かったよ。まあ、アナタは1人で暮らしてるお父さんを助けに行きなさいよ!育てて貰った恩は自分で返して!」母に言われても黙って首をひねって父はなまくら返事だった。
絶対自分が働くなら帰らないんだろなあ〜と織子は思う。あの双子の叔父さんだし。
「織子は夏期講習行かなかったけど、良いの?
良く考えたら?」母が気付いたように聞く。
「あ〜私、働こうと思ってるんだ。大学行かない。
大学費用と卒業したら22じゃん?費用対効果が見合ってないんだよね〜どう考えても。
公務員試験受けるから、高校の公務員試験対策セミナーを夏休み受ける事にしてる。」と首をポリポリかく。
全く母に話していなかったのだ。
「ハア?何それ?今初めて聞いたよ!」母が目を丸くする。
「今、初めて話したしね〜そりゃ。夏休みの事、聞かれなかったし。」と窓の外ののどかな風景見ながら話す。
「アンタ!親を何だと思ってんのよ!本当にいい加減にしなさいよ!」母の金切り声が田舎の空に響いた。
猫、持ち直したと思う。水も流動食も完全介護でしか摂取しないけど。
もう人との距離より獣の方が近い。
しかし、良い話書けたよ。
年食った人は、いや同世代でもまだレイプは女の落ち度だと平気で言う人いるからね〜
大学で一人暮らしの女子の家の扉開けて貰えないからと窓から入ろうとする男子いたし!
会社でも親切に養育手当の申請繋いでくれた男性に感謝してたら、休みに電話掛かってきて「今、ご近所来てるんだ。ちょっと寄っていい?」とか既婚者なのに言うし。
シングルマザーは本当に男に舐められやすい!
戦時中で旦那さんが戦死して実家が遠いシンママは
早めに金持ちや地元有力者の愛人やらないと男達が集団で家に押し込みレイプされて当たり前だったから〜
ファミリーヒストリーでもお父さんが戦死して母親が近くの歯医者の愛人やって子供達食べさせたと言ってた俳優さん居たな〜
まあ、まず仕事!
仕事をちゃんと持つ事!女は!
私と同世代は専業主婦が多いからね〜
これ言うだけで眉ひそめる人居るが。




