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3


 3は現状では四家を止めることはできても殺すことはできない。3は四家を足止めした後、彼に協力しているもう一人の転移者を探していた。3にとっては今だに出会ったことない転移者ということになる。このままでは一番の脅威で最大の敵。3は今までは七宮以外には勝ったことはない。いなくなった6を除き追いつめられたりしたものの相手の能力を確認したうえで生き延びていた。3は他の転移者と比べて能力を最大限活用できていなかったが彼の実力が高いがゆえの結果であった。


3「俺が確認できていない転移者を先に始末しないと後ろから狙われる。ついでに信者どもも殺しておくか。」


 3は五氏を探すついでに先ほど戦った信者の排除に移る。相手は狙撃銃を持っているが接近すれば3の敵ではない。その上、先の戦闘で負傷しているため信者の動きは遅い。素早く近寄り信者たちを切り裂いてゆく。


3「遅い!遅い!ほとんど棒立ちと同じじゃねえか!」


 四家が動けないこともあって指揮系統が成り立たず3を狙っていた信者はあっけなく全滅する。最後の一人からは五氏の情報を聞き出してから始末していた。


3「最後の一人から武器を貰ってから四家を殺すか。」


 3は五氏のいる場所に向かった。そこには五氏に治療をしていた一条がいた。


3「まさかお前がここにいるとはなあ?二人まとめて斬首してやるよ!」

一条(やはり間に合わなかった。……これは)


 五氏は拷問を受けていたこともあり意識がもうろうとしていた。彼女を抱えたままでは一条は間違いなく負ける。そうでなくても逃げ切れる可能性は低い。


五氏「逃げて……」


 彼女は一条に逃げるように伝える。セロもこの場にはまだ来られない。


3「俺が逃がすと思うか?」


 3が戦闘態勢に入り襲いかかろうとした時、周囲の壁が一瞬で破壊される。三人はあっけなにとられ動けない。




 壁の瓦礫から一人の少女が姿を現した。


3「前言撤回だ!先にお前を殺す!」


 その少女は死んだと思われていた二葉であった。全身血まみれでこの戦場に立つ。


二葉「状況はよく分からないけどあなたは間違いなく敵ね!」

五氏「良かった。生きていて」



 二葉には五氏の言葉が聞こえていたがあえて聞こえないふりをしていた。あの時受けた毒をなくすために二葉は自身の体内を破壊し尽していた。そのせいで体はぼろぼろで生きていることが奇跡だった。もう彼女は長くはなく戦いが最期だと確信している。

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