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 一条はセロの後を追いこっそりと四家のところまできていた。侵入経路はセロが知っていたため彼の心を読み情報を得ていた。それを使い、信者には見つからないように進んでいた。

 今の一条の体は戦うどころか歩くだけで精一杯の状態であった。それでも彼は進むことをやめなかった。このまま何もしなければ四家が生き残り信者たちは彼の言いなりになったままとなる。そうなればまた七宮の時と同じような悲劇が繰り返される。


一条「絶対に四家を止めてみせる!そして、このデスゲームを終わらせてみせる。」


 今は四家と3が戦っており戦闘の音がこのあたり一帯に響き渡っていた。


一条(信者たちも3を追っていて俺には気が付いていない。見つかれば抵抗する術がない俺はすぐに始末される。今の俺にできることは囚われている五氏という転移者を味方につけること。)


セロ「一条!?何でお前がここにいる!!?」


 一条は先に来ていたセロに見つかってしまった。セロにはここに来ることは言ってはいなかった。


一条「ごめん、でも何かしなきゃと思って。無関係なセロばかりが巻き込まれるのは間違っていると思うから。」

セロ「俺は巻き込まれたなんて思っていない。これは俺の戦いだ。でも、仲間がいた方が戦いやすい。無茶はもうするなよ。」

一条「だからこそもう一人仲間を増やす。」

セロ「五氏という転移者のことか?」

一条「この近くで彼女は捕まっている。セロは信者たちを引き寄せて欲しい。」

セロ「分かった。しかし、そう時間は稼げない。」

一条「信者の行動パターンは既に分かっている。行動が分かっていれば逃げやすいし時間も稼ぎやすい。」

セロ「お得意の読心か。分かった、教えてくれ。」


 一条はセロに信者の動き、彼らの居場所、所持している武器などを教えた。一条は五氏の救出、セロは敵のかく乱という役割分担を行った。どちらとも安全な役とは言い難いが今はこのやり方を彼らは選んだ。

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