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【八千PV感謝ですっ!】魔葬少女【連載版】  作者: 暗黒神ゼブラ


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第七話

第七話


「お邪魔しま〜す」

今日は休息日ということで朱莉を僕の家に招いた。


こんな時になって思い出したけど、自分の家に誰かを入れるのって朱莉が初めてだということに。

まあこれと言って焦ることでもないんだけどさ。


僕の部屋に行くまでに朱莉は何度も目を輝かせていた。

その輝きの先が両親のオカルトグッズなのが複雑な気持ちになるのは正直に認めるけど。


「風香ちゃんの部屋って二階なの?」

「そうだよ。あんまり変わり映えしない部屋だから期待しないでね」


期待した瞳で見つめてくる利根島さんに僕は念押しして普通だと伝えた。



「これが風香ちゃんの部屋!! 可愛いね!!」

利根島さんはそういうけど、僕的にはそこまでじゃないと思うんだけどなぁって感覚なんだ。


「ねえ、風香ちゃんこのぬいぐるみってオカるんだよね!」

やっぱり利根島さんはオカルト関係にはすぐに気づくよね。


オカるんとはゆるふわ系オバケを題材にしたアニメのキャラクターで絶大な人気がある。

一時期のオバケブームを起こすほどの影響力がある。


父さんのそういうキャラを作れるところは凄いと思うんだけどなぁ……家だとアレなのがなぁ


「……今のって本当なの風香ちゃん!?」

「本当だよ朱莉……引いたでしょ」

利根島さんの瞳の輝きは増すばかりで、その様子を見た僕は、ずっとこんな日々が続けば良いのにと淡い期待さえ抱いてしまった。


僕と朱莉が魔葬少女であり続ける限り、この日々は戻らない。

この手を血に染めてでも、僕は朱莉と元の生活に戻ってみせる。


「風香ちゃん、私にこのぬいぐるみ貰えないかな?」

利根島さんが、魔法に愛を使っているのならこのぬいぐるみをあげれば長くまともな状態で一緒に過ごせる。


「いいよ。朱莉なら大切にしてくれるのが分かってるからね」


僕は利根島さんにある提案をした。

「あのさ朱莉、今日僕の家に泊まらない?」

「良いの!? 私は全然いいけど……お風呂は一緒に入ってもいいの? ご飯も一緒に、他にも他にも……」

利根島さんは息を荒くして欲望をぶちまけた。


僕は全て肯定した。

僕自身がそうしたいのもあったし、一番は朱莉と元の生活に戻った時の気分を味わいたかった。

元の生活に戻れたら、一緒に暮らしたい。

そのための予行演習だと思えばこの日の出来事を明日からの希望に変えて頑張れる。


そう思っていてもアイツの前だと隠さないといけない、絶対にこの希望を利用されるのは目に見えている。


僕は利根島さんのおかげでこの休日を有意義に過ごすことが出来た。


利根島さんの新しい一面も見る事が出来たし、これで明日からも頑張れるというものだ。


朝、僕と利根島さんが目を覚ますと目の前にはアイツが飛んでいた。


「なあお前らやっぱり付き合ってるのか? それなら僕的にはありだけど、どうなんだ」

「「付き合ってるわけがない」」


利用されないために僕も利根島さんも付き合っていることを否定した。

利根島さんは僕に対しての想いをものすごく抑えてくれているのにその努力を僕が無下にするわけにはいかない。


「それならそれで別にいいんだけど……つまんねえな。それじゃあとっとと飯を食って準備をしろ。案内してやる」


こいつの上から目線に慣れすぎて腹が立たなくなってきた自分に驚いている。


この状況に慣れきったら元の生活に戻れる自信がないのに、徐々に慣れてしまってきている。



僕のそんな考えを他所にアイツは僕と利根島さんを急かし、顔合わせに向かわせた。


読んでいただきありがとうございます!!

更新は出来る時にしますね

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