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友達以上恋人未満ではないけれど  作者: 雲花エマ
空き教室
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最近の昼休み

 六月下旬から紫桃くんも空き教室で昼休みを過ごすようになった。

 でも、買い弁を忘れた時だけだ。教室に戻るよりこっちの方が良いからと言っていたけれど。本当はどうだか分からない。


 *


 楽しい話をしようとか思ってない。ただ居たかった。

 それだけだ。今までの友達と仲が悪くなったわけではなかったが、何となくここに居たかった。

 もうじき七月になる。そしたら、あっという間に夏休みだ。そしたら、彼女にしばらく会えない。だから、居ようとした。

 嫌そうな顔を時々、無意識に赤根はしていたけれど、気にしなかった。

 俺が居ることで何が変わるといえば、何も変わらない。いつものサボりや何かにクラスの奴らには映っているだろう。他人というものは自分に夢中で深く考えてはいないものだ。

 迷惑というものを考える前に自分を考えるものなのだ。

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