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戦国かよ!!  作者: ランポス
夏の終わりに
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「これは蹴鞠じゃが、どうじゃ?

ぼおるになろうかの?」


2人で連れだって玄関を出ると、小平太が待ちかねたように、両手で毬を突き出してきた。

約束通どおりボールを持って、袴の裾には布が巻き付けてある。


「ふん、ちょっと貸して」


俺は毬を受け取り、軽く手の上でポンポンと重さを計ってみる。

サッカーで使うには、サイズが一回りほど小さいかな。

小学生用のボールみたいだ。

重さも半分ぐらいだし。

色々と工夫の余地はありそうだな。

でもまあ、贅沢は言えないか。


「うん、今日のところは、これでやってみよう」

「おお、さようか!」


とは言っても、いきなりサッカーなんてできっこないし。

今日は、ボールを追っかけることの楽しさを知ってもらえばいいや。

俺のサッカーの原点だってそれなんだから。

それに、ちょっと試したい事も有るしね。


久しぶりに感じるワクワク感。

俺はボールを抱えて小屋の裏手の空き地に向かった。




「いい?

今日はボールを蹴る感触に慣れることから始めようか」

「ふむ、それで良いのか?」

「どうして?」

「修練とは厳しきものであろう。

ワシに気兼ねは要らぬぞ、俊之介さ。

どのような苦行にも耐えてみせよう」

「ん~ちょっと違うんだな」

「何が違うのじゃ?」

「そいつは口で言うより、やってみれば分かることさ!」

「もとより望むところじゃ!

参られよ!」


小平太がにぃっと笑った。

笑い返した俺は、パッと胸の前で両手を放す。

真っ直ぐ落ちるボールが地面に触れる寸前、足袋を履いた左足の甲で受け止めた。


「ほう!

あい変わらず見事な技じゃ」



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