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そこそこにDPも貯まってきたことだし、とタブレットを操作して三階層を作成する。
あまり大きくせず(と言っても東京ドーム十個分くらいの大きさはあるが)、芝生の緑が目に優しい階層だ。
中心には受付と、男女別の大きな露天風呂と脱衣所、火照った体を冷ますための涼み処(畳敷き)を作り、人をダメにするクッションを置いた。
その隣には複数の大型のバーベキューコンロやピザ窯を設置したバーベキューゾーン、それら周囲を囲むように豪華なテントやスウィートヴィラを間隔をあけて設置。
室内ベッドはもちろん寝心地の良いベッドを選択した。
これはそう、グランピングである。
一階層と同様に、空には太陽と月が時間によって交互に地を照らし、満天の星が浮かぶ夜空は感動ものだが……。
残念ながら、この世界の人達にとってそれは普通に目にする光景なんだよなぁ。
いや、でもまあきっと、最高の旅行気分を味わうことが出来るはずだ!
……とまあ、この階層だけでかなりのDPを消費したが、問題も残っている。
そう、このグランピング施設の受付やその他諸々のスタッフをどうするか、だ。
俺? やるわけないじゃん。
働きたくないから不労所得狙ってるんだし。
では誰がやるのか。
実はその問題の答えをコアが教えてくれたのだ。
「DPヲ使用シテNPCノ召喚ガ可能デス」
「な、何と!」
思わず「コア様!」って手を合わせて拝みまくった。
NPCは一人につき100ポイントと結構お高めだが、一回召喚してしまえば追加のポイントは必要なくずっと働いてくれるという優れ者。
調査団が三階層まで下りてくるにはまだまだ日数が掛かるだろうし、その間にDPも貯まるだろうから、その時までには召喚するつもりでいる。
そうそう、宿泊費用についてだけど。
基本は無料だが、必要以上に汚したり破損したりした場合には支払いが発生する。
ただし、食べ物は無料ではない。
お金で支払ってもいいし、お金に余裕がない者は物々交換でもいい。
一階層にある宝箱の中身でも、薬草でも、四階層(どんなエリアになるのかはまだ未定)で得たものでも、手持ちのものでも。
値段は初級冒険者でも無理なく払えるくらいの安めに設定するつもりだ。
ちなみに換金所は作らない。というか作れない。
だって、今の俺の全財産は銀貨二十枚だからな。
ああ、目から汗が……。




