冒険者として
同時にイチヒメノミコト様には、シオジが政策面での師匠として配される事が決定しています。これって大人たちの都合ですよね。どう考えても。
6年もの歳月が流れ、シオジ達は無事に英雄学校(笑)を卒業することが出来た。
ここでの進路は「冒険者」が普通であった。
将来は、軍や行政に勤務するとしても、一度は冒険者としての経験を積んでいた方が有利だったからである。
ジダンももちろん次代の勇者となるべく、冒険者パーティを組むことにした。
サクラとシオジのほかに声を掛けたのは彼らだった。
ザグドス 斥候・盗賊・暗殺・諜報・防諜の「便利な男」 宰相家より派遣。
「ま、汚れ仕事は全部俺に回してくださいよ。それが『上』からの命令でもあるんでね」
宰相家から直々に「ジダンたちの影」として派遣された、神出鬼没の『便利な男』。罠解除から裏社会の情報収集、夜間の防諜まで、およそ勇者の光には似合わない陰のスキルを一手に引き受ける。
ソリアス タンク(盾)勇者付き 無二の友。
「ジダン、お前の背中は俺が守る。……それだけは、他の誰にも譲らんよ」
ジダンにとって無二の親友であり、最も信頼を寄せる前衛。重厚な大盾を構え、常に最前線でジダンと肩を並べて戦う。
エベロア 薙刀使い サクラの弟子 薙刀はサクラより拝領。
「サクラ先生から頂いたこの銘『一文字』、決して曇らせはいたしません」
サクラの直弟子であり、彼女から拝領した大薙刀を振るう麗人。その戦闘スタイルは徹底して「守り」に特化しており、彼女の展開する絶対防壁のような間合いは、いつしか「鉄堅固」の二つ名で周囲から恐れられ、称えられるようになっていた。
オルトルス拳士 シャーマンで、メイスも用いる。
「神を敬うとはどういうことか? 簡単だ、拳に信仰(魔力)を込めて、敵の頭蓋を叩き割ることさ」
メイスも使いこなす、筋骨隆々の精霊呪術師。聖職者のような肩書きでありながら、彼の座右の銘は「力は信仰の基。力があれば大概叶う」という完全な筋肉至上主義。彼の放つ回復魔法は、なぜか物理的に痛い。
彼らの冒険が始まろうとしていた。
逃れの王家が頼り国民達の格好の娯楽である、若き英雄達の活躍?が始まる予定です。そのなかで何故?賢者の称号を得たシオジが軍の料理見習いにまで落ちぶれるのかも語られるのでしょう。




