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19.相変わらず

「楽しみですね。」

「珍しい…リョウがテンション高い。」

いつにも増して笑顔で話すリョウとは対照的にミツが眉をひそめた。

「俺、オルディーネ行くの初めてなんですよ。」

「私もだけど…」

リョウの足取りは軽く、今にもスキップしそうなくらいだ。

ミツはそんなリョウの様子を見て、笑った。

「…てっきりもっと寂しがると思ってたけど?」

「何言ってるんですか?確かに1週間ジャッジメントから離れるのは寂しいですけどむしろせいせいしてますよ!

1週間カイと離れられるんですから!」

「素直じゃないなぁ…」

ミツの言葉にリョウは怪訝な表情を浮かべた。


今日はリョウとミツ、そしてカンナーレがオルディーネへと行く日だ。

たわいもない話をしている2人にカンナーレが手を振りながら駆け寄って来た。

「ミツさーん!リョウくん!こんにちは!」

「カンナ、久しぶり。」

「こんにちはカンナさん。カンナさんも嬉しそうですね?」

「だってオルディーネですよー!ケイもシンもエイもいるんですから!」

カンナーレはとても嬉しそうに、鼻歌を歌っていた。

「カンナはケイと仲良しだもんね。」

「えっ、い、いや普通ですよ!」

少し慌てるカンナをミツが面白そうな目で見つめた。

「カンナさんってケイと…」

リョウが言いかけた時、オルディーネ本部の入り口が見えて来た。入り口の前にはケイとシンとエイが立っており、こっちに気づくと手を振った。

「ほ、ほら!早く行きましょう!3人とも待ってますから!」

誤魔化すように言うとカンナーレは小走りでオルディーネ本部の3人の元へと向かった。


「わかりやすいですね。」

「うん。わかりやすいね。」

そう言って笑い合うと、シンとミツも少し急ぎながらカンナーレの後を追いかけた。




「ようこそ、オルディーネへ!1週間よろしくお願いします。」

「わからないことがあったら俺かケイに聞いてくれ。エイは聞いても答えられないだろうからな。」

「酷いなぁ〜〜。これでも俺上司なんだよ〜〜?ま、てきと〜によろしくね〜?」

のんびりとした口調で返すエイを見てシンがため息をついた。

「信号トリオって呼ばれるだけあって仲がいいですね?1週間よろしくお願いします。」

「ケイもシンもエイも久しぶりです!

俺、オルディーネに来るの楽しみにしてたんですよ!よろしくお願いします!」

「よろしく。」


一通り挨拶を終えるとケイがスケジュールの説明をし始めた。

「1週間のうち、最初の3日を僕のディフェーザ部隊と一緒に過ごしてもらいます!次の3日がシンのルチューナ部隊!最後の1日はエイと過ごしてくださいね。」

「うんうん〜俺1日で十分なんだよね〜仕事なんてシンとケイが優秀だからそんなないし〜。ま、頑張ってね〜?」

言うだけ言うとエイはさっさと会議室を出て行った。

「絶対エイのやつ昼寝しに行ったよ…ちょっと俺雑用させに行くから!あとはケイよろしく!

じゃあリョウもミツもカンナもまた3日後な!」

そう言うとシンはエイの後を追うように去って行った。

「シンとエイは相変わらずですね?」

「ほんとですよね。見苦しいところをお見せしました。」

カンナーレの言葉にケイが苦笑いをした。

「では…話だけではつまらないと思いますので、移動しましょうか。まず、オルディーネの、いえ、モンド・アニマで1番重要なアルベロ・サクロから行きましょう。

先ほど連絡が入ったんです。みなさんついてますね!

白と黒の誕生を見れますよ。」

そう言ってケイは茶目っ気たっぷりにウィンクした。



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