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失くした記憶
処女作品です、皆様に楽しんでいただける作品に出来れば嬉しいと思います。宜しくお願い申し上げます。
人が死ぬ事は、たいして大きな話ではない。そう、自分でなければ、死なんて人にとったら程遠い話だとおもう。
この日は1人のまだ小学生1年生の女の子が死んだ、転落死だ。警察が調べを進めて事故でもなく事件でもなく自殺という結論に至った。
捜査途中までは隣に住んでいた最近不審な動きを繰り返していた男が疑われた。任意の事情聴取やアリバイを調べても、それでも証拠が揃わなかった。事件にしては不明な点が多すぎた。
死んだ子の両親は抗議した、あんなに元気に笑う至ってふつうの赤いランドセルの女の子が、そんなはずないと。小学生になってから友達も出来て、先生とも仲良くなり、毎日楽しいと笑っていたあの子が。
だが、両親さえ誰も、誰一人知らない秘密があった。
それは、彼女すら覚えていない。
黒焦げのトーストの香りは朝を呼んで、爽やかな苦い香りで目を覚ます。
朝が始まり夜が終わり一日の中で、彼女はポンコツロリコン魔術師の元に異世界転生を果たした。





