ゴスロリ少女 2
3日がたった。
何故だか知らんがまだ魔王は休んでいる。
おれは別に心配しているわけじゃない。
ただ後ろのやつがいなくて調子が狂うんだよ。
この季節にそんな風邪なんか引くのか?
いやそれはないだろう
しかもこの3人、全員あの変な部活の部員という悲惨なことだ。
こんなんで一ヶ月後どうするのかというのが思いやられる。
部室になにかあるかもしれない
部室、行ってみるか………
放課後、俺は部室に向かっていた。
どうもさっきまでは晴れていたのにまた曇り出してきやがる。
そして、とうとう雨が降ってきたので部室に駆け込んでとどまらなければなくなってしまった。
……………今日は誰もいないな
トントン…
ドアが叩かれる。
あのゴスロリ少女だろう。
「どうぞ」
扉を開けたのはやはりゴスロリ少女だった。
俺は一応客としてもてなそうと茶を入れる。
ゴスロリ少女は定位置なのか窓際の椅子に腰掛けしたを見ている。
一見なにかあるのかと疑問に思うが、そこには何もない。
ただの地面があるだけ
俺はこの部室にある学校用机を引っ張り出してきて、四つほど並べた。
そこに腰掛ける。
ただ呆然と下を見るゴスロリ少女を見て、何と無くだが話しかけて見たくなった。
というのも、今この部室には茶をすする音しか聞こえていないからだ。
「なあ、名前なんてんだ?」
……沈黙
唐突すぎたか?
「……ナ」
ん?
「……レナ」
レナ?
すると、少女は首を振る
「セレナ」
その声はとても細くシャープペンの芯のようだった。
「セレナか………何組だ?」
「6組」
えっ?
待て待て、俺の高校は確か5組までだったはずなんだが………
「………え、ええとどこに住んでんだ?」
すると少女は下を指した。
「…………いや、おいそっちは何もないぜ?」
「ある………かが」
なんて言ってるかよく聞き取れないんだが、
すると、何を思ったんだか俺の方を向いてこう言った。
「私の墓がある」
そう言った瞬間、少女が振れたかと思うと少女が座っていた椅子には飲み干されたコップしか置いてなかった。
な、なんだったんだ………………
外は真っ暗闇で雨の音がザーザーと聞こえている。




