第31話俺とアイス
31話です。誤字、脱字報告ありがとうございます。
「突然ですが今日はお休みになりました」
川井先生が教室に来て第一声がそれだった。
え? どういう事?
「昨日の鬼ごっこ大会の最後に、雄一さんがシャツを脱ぎました」
何人かの生徒が鼻血を吹き出した。
「その事が全生徒に伝わり、鼻血を吹き出す生徒が多発しました。それにより病院送りになる生徒が、半数を越えたのです」
どんだけ想像力豊かなんだよ!?
「優さん」
「な、何ですか?」
説教されるかな?
「何故私が解説の時じゃないんですか!?」
「はい?」
あの? 意味が分かりません。
「職員室のテレビでは映像が映らないんですよ!? 見れた学園長、優さん1年1組の皆が妬ましい!?」
そんな事言われましても。
「とにかく今日は休みです! 私も帰ることにします! それでは!」
川井先生がそう言って、教室から出ていった。
「あはは、優これからどうずる?」
千代がそう聞いてきた。
てか鼻にティッシュ入れてるし
「優さん、千代さん私、何パラに行ぎだいネ」
メアリーお前もか。
「所で何パラって何だ?」
「何でもパラダイスの事ですヨ」
「いろいろな物がバイキング形式で食べれるんだよ」
「私アイスが食べたいネ」
メアリーがそう言うアイスかしばらく食ってないな。
「メアリーに賛成だ」
「私も~」
私達は何でもパラダイスに向かった。
□□□
「ここですよ」
メアリーの案内で何パラの前まで来ていた。
「入りますヨ~」
カランカラン
「いらっしゃいませ! 三名様ですか?」
「はいそうです」
「それではコースをお選びください!」
「三人ともアイスコースで」
「かしこまりました! 当店は先払いになっています!」
お金を払う。
「それではアイスを選んで、お好きな席へどうぞ!」
平日の早い時間な為か、席はかなり空いている。
「さあ選びに行きまショ~」
私と千代はメアリーに続く。
「さあ好きなのを選びまショう」
千代とメアリーは選びに行く。
さて私は何にするか?
「バニラ、チョコ、イチゴ、ミント、カレー………ってカレー!?」
何だか気になる味があるぞ!?
「まあ後でいいか………まずはバニラだな」
私はバニラの前に行き入れ物をセットした。
「準備完了」
私はレバーを下げる。
「良しこんなもんだろ………あれ?」
レバーを上げても止まらない。
「あれ? ちょ!? 止まんないんですけど!? 誰か止めてーーー!?」
バニラは店員さんが来るまで出続けた。
□□□
「………」
「あの? 優?」
「大丈夫ですカ?」
結論から言うと機械の故障だったようで、定員さんが機械を止める頃にはバニラアイスの塔が出来ていた。
残すのも勿体ないと思い全部食べた。
その結果。
「腹が………痛い」
強烈な腹痛が起きた。
今学園長に連絡して来るのを待っている。
「しばらくアイスは………もういいや」
私はそう言う事しか出来なかった。
読んで頂きありがとうございます。




