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4話 元王様はラッキースケベられ体質?

当面の生活費を稼ぐため冒険者ギルドに登録したダビデとヤコブ。


2人は武器を借り、魔物討伐のクエストを数日こなしていた。


(この娘、女とは思えぬほど腕が立つ。それに有能でもある)


最初こそ女性であるダビデに戸惑っていたヤコブだったが、今ではすっかり打ち解けており、ダビデの実力を認め信頼していた。



(しかし彼女は無防備すぎるな)


今も戦闘が終わったあと、返り血で汚れた体を拭いているが、胸元がはだけて谷間が見えてしまっている。


その白い肌につい目が行ってしまうが、本人は全く気にしていない様子だ。



それどころか、ヤコブの視線に気づくこともなく汗を拭いている姿はどこか艶めかしくもあった。


(いかん……こんなことを考えるなんて不謹慎だ)




一方ダビデは、女の姿になったもののそれなりに戦えることを確認し安堵しつつも複雑な気持ちであった。


(この胸…戦いには邪魔だな)


異世界でなぜか女の体になっていたダビデだが、細身な方だが豊満だった。


特に胸は服の上からわかるほど大きく、生前にもここまで大きい女性は見たことがなかった。


(女というのは大変なのだな…胸当ての下着もつけなくてはならんし面倒だ。早く男に戻りたい…)


***


その日もいつものように魔物討伐の依頼をこなし、遅くなったので野営することにしたのだがーーー



「ふう…生き返るな」


ダビデは野営近くの泉で水浴びをしていた。


(あとでご先祖さまにも教えてあげよう)



冷たすぎず適温の泉の水はとても気持ちが良く、汗を流していると疲れがみるみる取れていく。


パシャパシャと顔を洗いリラックスするダビデ。

唐突に異世界に飛ばされ、女の体になる災難に見舞われて安まる暇もなかったが、こうしているとリラックスできるのだった。



「ダビデの奴、どこへ行ったんだ?」


夕食を作っていたヤコブは、ダビデの姿が見当たらず辺りを探していた。


するとーーー


「!!!!!」


水音が聞こえる方に近づいていくと。

何と、裸で水浴びしているダビデがいたのである!


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