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輸送艦オリオン~SF異世界に転生したら、女体化したうえ大型輸送艦の艦長になりました!最強輸送艦で商人プレイ!~  作者: 黴男
ε-エストジール帝国編(後編)

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236-皇帝旗艦ブルーアーク

オリオンは艦隊に合流し、これでゲートまで向かうと思っていたのだが...


「えっ、旗艦に?」

「はい、連絡がありました。皇帝座乗艦であるブルーアークに、一人で来て欲しいそうです。同行者を一名まで認めると」

「わかった」


まあ、ナスカがいればどうにかなる。

仮に何か起きても、ランドメイルに乗ったペルソナが突入すれば、機関部を制圧して...っと。

思想が攻撃的に傾いているのを感じる。

少しは相手を信じてみよう。


「アルを任せたよ」

「はい、お仕事頑張ってきてください」


俺はナスカを連れて、シャトルへと乗る。

こいつの立場が微妙なので、せっかくだから同行させて直接説明した方が早い。

自動操船でオリオンを離れたシャトルは、あの二隻の大型艦ではなく、艦隊の中でも一回り大きい艦の下部へと回り込む。

凄いな...こんなに巨大なのに、装甲板が全て青塗装されている。

どれほどの金がかかるかわからない...いや、船体のほとんどが赤塗装のオリオンも大概だが。

基本的に損傷しないから、塗り直す手間もないんだよな。


「「「「「ブルーアークへようこそ」」」」」

「あ、ハイ」


そして、シャトルから降りた俺は大人数に出迎えられる。

全員女だ。

気を許せるように...か?


「同行者のナスカです、王国籍ではないので、保護して奴隷という立場で扱っています」

「...」


せっかくなのでナスカを紹介すると、

女性たちが怪訝そうな目を俺に向ける。

中には目を見開く者もいる。

やっぱり追放者は反応が悪いか?


「よぉ、俺はナスカだ、そういうことで(・・・・・・・)よろしくな!」

「...はい、よろしくお願いします」


背後でナスカが声を上げる。

俺はこいつ空気が読めないのか? と思ったが、黙ったままでいた。

どうも、ナスカの立場がおかしい感じがした。

この場で俺よりもナスカの方が上位のような、そんな雰囲気を感じる。


「では、こちらへどうぞ」

「ええ」


今日の俺は、以前購入した「ちょっといい服」だ。

若干きついが、あの時より成長しているということだろうな。

理想の宇宙船の内部だった格納庫から、二つほどエアロックを通れば、急にホテルの内部のような内装になる。

足が軽く沈む柔らかなカーペットを踏みしめて、向かった先は...


「応接間です、私どもは裏で控えておりますので、何かご入用でしたら仰ってください、お茶をお持ちしますが、王国産の方がよろしいでしょうか?」

「どちらでも大丈夫です」


どうせ殆ど喉を通らない。

俺はナスカと対面になるように座り、呼ばれるまで待つ。

運ばれてきたお茶は美味しかった。

ナスカは一気に飲み干して、すぐにポットを空にしていた。

品のない奴である。

それにしても、元々品もクソもなかったが、この場ではわざとそうしているように見えた。

なんなんだ?


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