プロローグ
ゴールデンウイーク時考えた物を短編に起こそうとしましたが長くなったので連載することにしました。
「犯人はお前だ!!」
俺が指差した相手は驚きながらも、泣きながら罪を白状してくれた。
どうやら犯行の動機は学校の校長が娘を強姦していた事を知り、殺したようだ。
殺したのはやりすぎだが、確かに娘がそんな事されていたら普通の人間は怒るのだろう。
まぁ、俺は普通の人間ではないからそんな気持ちは分からないが。
動機がこれだから情報酌量がどうのこうのを考えるのは警察仕事だからな。
俺は謎を解き明かしてそれがバレた時の犯人の顔を見るのがたまらなく気持ちが良いんだから
そういう事は専門外だし考えたくもない。
それじゃあ今日は一仕事終えたし、さっきの犯人の事でも考えながらカップ麺でも食うか。
コンビニエンスストアからカップ麺と酒を持って家に帰ろうした時だった、
目の前には一人の女子高生が立っていた。
何だこの女?この顔何処かで見覚えがあるな……
ああ、さっきの事件の強姦されていた娘か!!
確か話を聞きに行ったとき事件を解き明かさないでくれとか言ってきて、うざかったけ?
一応俺は世間からは正義のヒーローで通ってるし、犯人の家族を無視したらSNSに
投稿されて炎上して俺の事務所に事件が舞い込まなくなったら大変だし
何か慰めの言葉くらいはかけておくか。
こういう時はチャッピーに考えてもらった人を慰める言葉十選が役立つな。
「どうしたんですか、確か貴女は■■さんの娘さんですよね?
そんな顔しなくても大丈夫ですよ、貴女のお父さんが犯したことは貴女の罪ではないんですから。」
出来るだけこういう時は口角を上げ過ぎず声のトーンを少し下げてと……
「お前のせいだ……」
何やら小さな声で女が呟いている、もう一度ちゃんと彼女を見ると腹部から銀色に光るものが見えた。
あれは包丁か?しかも魚をさばくときの鋭い奴……
すると女はまた大きな声で叫びながら俺に向かって走ってきた。
「お前のせいで、私は彼女にも振られるし、大学の推薦まで取り消しになったんだよ!!
お前が事件を解かなければ私はこののまま悠々自適に過ごせたのよ!!」
どうやら彼女は強姦とされていると言ったようだが、実のところは自分から校長を誑かして
大学の推薦を勝ち取った様だ。
あれ待てよさっきの彼女の言葉に何か違和感があるな?
「もしかして君、同性愛者?それなのによく校長にご奉仕したね~。
でもさ実際はどう感じたの?そこら辺気になるんだけど……」
異常性癖者のよしみで教えてくれないかな~。
どうやらこの言葉が駄目だったらしい。
急に女は怒り狂って俺の首に包丁を突き立てた。
喉を潰されたらしく何も喋れないし、息も出来ない、俺は死ぬのか……
死ぬときはちゃんと印象が悪くならない様に笑ってしのう!!
死体現場で見たあんな顔面蒼白の顔はダサいからね。
しかしそんな努力も虚しく男は顔を切りつけられるため、顔面蒼白の顔よりもダサくなるのである。
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目を開けると眩い光に包まれるわけでもなく俺は薄暗い部屋の中にいた。
ここどこだ、俺は死んだからいわゆる最後の審判的な場所か……
すると大きな地ならしとともに褐色の肌をした大きな男が入ってきた。
頭には冠が付いていて、来ている服は昔の中国の王族のようだ。
そういえばとりためていてた中国映画家に残ってたな、アレは推理以外の唯一の楽しみだったのに。
手には大きな笏(木の板みたいな奴)を持っている。
大きな音ともにその男は質素だが何故か魅力的な大きな椅子に座った。
「ふ~む、お主が我の場所に来た人間か。
ここに人間が来るのは徳川家康以来かのう。」
俺はどうやら普通の最後の審判にかけられているわけではないらしい。
「何で私は通常とは違う場所に連れてこられたのですか?」
一応相手は閻魔様?かもしれないので敬語で話すことにしよう。
「それはお主が悪党だが、その悪党の様な物が世間に役立っていたから
天国か地獄に送るか決められないからじゃよ。」
「私が悪党ですか?」確かに普通の人間よりかはネジが数本ぶっ飛んでるのは自覚しているが悪党らしい事何て俺はしていないぞ?
悪党らしい事といえば強姦、殺人……
「お前さん以上に悪党の名が似合う者はいないよ。
お前さんだって今までしてきた事全て忘れているわけではなかろう?」
確かに色々とヤバい事もしたっけ。
やっぱり証拠を見つけるために死体を漁ったりだとか、暴行を加えたりした時の事かな?
「だがお主は悪党でも、それ以上の善行を上げてしまっているのでな。
だからお主にはこれから本当に悪党か悪党じゃないか見極めるために一つの試練を与える!!
そこで悪党じゃないと分かればお主は天国に送るとしよう。」
「それは何なんですか?」
「お主には今から魔法や魔物がいる奇々怪々な世界に行ってもらう。
そこでお主は前世のお主より大量の善行を上げればよいだけだ。
だがもしお主が得意な推理で犯人を突き止めたとしても、それによって精神に異常を
きたすものがいた場合はその善行を即刻悪行とみなす!!」
つまりこれから推理した後の事も考えようねって事か……めんどくさ!!
「何回善行を積めば天国に行けるんですか?」
まぁ俺が解いた事件は百はいかないから案外早く片付きそうだな。
「何を言う、お主はその異世界でもう一度人生をやり直すのだよ。
その人生のトータルで行った悪行と善行でお前の命運を決めるのだからな。
だが最初の方は面倒くさいから能力が振り分けられる年まで飛ばしてやろう
大体十歳ぐらいからのスタートだな。」
え、もしかして俺は50年近く人に気を使いながら推理をして善行を積まなくちゃいけないのか!?
何やら俺の足元に魔法陣が現れ光始めた。
多分これが発動したら俺異世界に転生させられんだよね?ヤダ、ヤダ絶対に異世界に何か行きたくないんだけど!?
俺がその魔法陣から逃げようとしても一生その魔法陣は俺を追ってくる。
「そう言えばもう一つ言い忘れていた事があるな。」
まだ何かあるのかよ!!
「あっちの世界の文明レベルは中世だから指紋やDNAとかは分からん上に
魔法が存在するから人の殺し方も少々特殊だから気を付けてくれ。
ついでにあっちの世界の文明開化とかもよろしく~。」
男がそう言った瞬間俺は眩い光に包まれて異世界に転生した。
一応今後主人公の名前も決めていきたいなと思っています。
読んでくれてありがとうございます




