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神様、息子が可愛くて仕方ない  作者: ゆめ@マンドラゴラ
第一章 神様、父親になる

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プロローグ

 スクリーンの中で、小さな子供が笑っている。


『パパ!』


 まだ上手く歩けないくせに、一生懸命に足を動かしている。

 二歩、三歩。

 危なっかしく揺れながら、それでも前へ進む。


『お、理央。歩けたのか? おいでー!』


 画面の外から聞こえてきた声に、小さな僕がますます嬉しそうに笑った。

 こんなに嬉しそうにしているけれど、僕にはこの日の記憶がない。


「…………」


 もう一度、動画を最初から再生する。


『パパ!』


 僕の知らない僕が、父さんを見つけて笑っていた。



 僕には、父さんと初めて会った日の記憶がない。

 あの日、どんなふうに父さんを見ていたのかも覚えていない。


 だからこれは、僕が覚えている話ではなく――


 父さんから何度も聞かされた、僕たちの始まりの話だ。




プロローグで理央が見ていた、幼い頃の思い出をオープニングMVにしました。

イメージソング『小さな僕の記憶』とともに、理央と春日の思い出をお楽しみいただけたら嬉しいです。


▼『神様、息子が可愛くて仕方ない』オープニングMV

https://youtu.be/vSPZOzuBROo


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