7チュン目
「……知らない天井だ……」
テンプレ達成。いえーい。と言う訳で皆様、おはようございます。
わぁ天蓋付きベットだって。すごいね。このツヤツヤのシーツは何かな?シルクかな?
わたしはフワフワのタオル生地の方が好きです。
これでまだやっていない女の子が憧れるお姫様シチュエーションは王子様と踊るぐらい?
最初に見た王子様は背めっちゃ高かったから一緒に踊るのは無理だね。
それにダンスなんてしたことないし。
コンコン
「お使い様、お目覚めですか?」
「どうぞ?」
「失礼します」
1人のメイドさんが入ってきた。この人もめっちゃ美人だ!おっぱい大きい。
「私、お使い様の専属を申し付かりました、マリアンヌと申します。御用があれば何なりとお申し付け下さい」
「あ、はい。よろしくお願いしますマリアンヌさん。わたしは……あれ?」
わたしの名前って、なんだっけ?
思い出せない。そもそも有ったっけ?いやいや無いなんて事はない。
でも昨日は一度たりとも名乗っていない。
そして誰一人として名前を問われる事も無かった。
大精霊だって迷い人としか呼ばなかった。
わたしは、一体誰?
「お使い様?」
「はっ!?」
「ご気分が優れないのですか?人の者で良ければ医者をお呼びしますが?」
「……大丈夫です。着替えを手伝ってくれますか?」
このドレスの脱ぎ方分らないよ。絶対、1人でできる様になってないよね。
「先にお食事にされてはどうですか?その間に用意させていただきます」
「ならそれで」
「かしこまりました」
朝食は豪華だけど量はちゃんと減らしてくれてた。ゆっくりと食べて完食。食後のお茶はハーブティーで気持ちが落ち着いた。
食べてる間、マリアンヌさんはニコニコとお世話してくれた。なんだか楽しそうたっだ。
「マリアンヌさんは、子どもが好きなんですか?」
「マリアンヌで結構ですよ。えぇとても。お使い様は素直で可愛らしいですからお世話させていただけるのが嬉しいです」
着替えを手伝ってもらいながらそんな話をする。
……スク水サイハイの上からドレス着させられちゃったけどどうしよう……誰も疑問に持たなかったんだね。
トタタタタ
バーン!
「マリー!ここに居たのね!探したわ!」
「姫様!そちらはお使い様の部屋でございます!」
突然、ピンクが部屋に殴りこんできた!
美幼女だった。見た目ならわたしといい勝負します。わたしは水色、彼女はピンクのフワッフワのドレス。色違いの同じデザインかな?
さぞ絵になるでしょうね。中身おっさんなのが悔しい。第三者視点で見たい。マリアンヌさん変わってください。
って、マリアンヌさん表情がやべぇ!この人もしかしてロリコンじゃ……おねロリは合法?(お目目グルグル)
「あなたがお使いね!よくもわたくしのマリーを取ったわね!このめぎつねめっ!」
「姫様ぁ!そんな言葉どこで覚えたんですかあああああ!」
ビシリと指を突きつけてくる幼女はここのお姫様らしい。いろんな意味で将来が楽しみですね。ほっこり。
後ろのメイドさんは卒倒しそうだけど。
「マリーは……マリーはわたくしの専属です!返しなさい!」
「えっと、どうぞ?」
「そう、あなたなかなか話が分るわね」
スッと右手を差し出してきた。握手かな?
「リリーナ姫様、これは国王様からの命でございます。リリーナ姫様のお言葉と言えど急に変える事は出来ません」
マリアンヌさん、わたしは先程の表情見て思いました。戻っていただいて結構です。貞操が不安です。
「ではお父様とお話しましょう。マリーが戻れるように」
「国王様はお忙しいお方です。私情でお手を煩わせてはいけませんよ。」
「もう!マリーはわたくしとお使いどっちが大事なのっ!」
「どちらもです!私に選べるはずが無いでしょう!お2人とも娘の様に感じておりますわ」
出会って数分でもう娘らしいです。
「あのう……姫様も婦長も少し落ち着いてくださいぃ……」
頑張れメイドさん。あなただけが最後の良心さ。
しかし状況が読めてきた。
どうやら国王は神の使いの使い(仮)であるわたしに失礼の無い様、メイドのトップであるマリアンヌさんをつけた。
でも元々はリリーナ姫様付きで、急に変えられ嫉妬した姫様が殴りこみに来たのだ。
ならばわたしが御付は不要だとか変えてくれと言えば、マリアンヌさんはリリーナ姫の元に戻り、
姫様も満足、わたしの貞操は守られWin Winでは?
「いいわ!だったらもう決闘よ!わたくしとあなた。マリーを懸けて決闘よ!」
話を勝手に進めないでー!
パーン
動揺してる間に握手しようと差し出した手は叩かれてしまった。
パタリ
ついにメイドさんAが倒れた。あれ?放置?誰か介抱してあげて……。
リリィとは長い付き合いになります




