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サイドストーリー7 異世界水着事情

いつも読んで頂きありがとうございます。

久しぶりのサイドストーリーです。

 プールを作った時の話。


 プールを作ったが良いけど、皆は泳ぐとき何着るんだろう?まさか全裸ではあるまい。

 ちなみにわたしはスク水常用なのでいつでも飛び込めます。

 男性の皆さんは普段のハーフパンツのまま飛び込んでます。

 女子は?

 側に居た幼女に聞いてみた。


「女の子は泳ぐ時に何着るの?」


「特に?」


「特に!?」


 言葉が足りないだけね。

 女子は……女子もか、普段のTシャツみたいなのとハーフパンツで飛び込んでいった。

 元々大きな川沿いの街。うっかり氾濫してもそのまま泳げるように割りとラフな格好が多いらしい。……いや、待て!氾濫した川で泳げる訳ないだろ!

 魔法が有るから割りと泳げるらしい。マジかよ……。


「水の上を走る人が何言ってるの?」


「え?」


 ちなみに右足が沈む前に左足を方式で爆走できます。

 すっごい疲れるので飛んだ方が楽だし早いけどね。


「ちなみに水着ってあるの?」


「水着?」


「えっと、泳ぐ時に着る服」


「有るけど無いよ?」


 哲学かな?


「王都や海の方には有るけど、この街には無いよ」


「え?何で?」


「んー?泳がないからじゃないの?」


 そう言えば遊泳禁止だったね。水着が不要だったようだ。


「なら今度用意しないとね」


「うん!かわいいのが欲しい!」


 よーし、おじ……じゃなかった。お姉ちゃん頑張ってデザインしちゃうぞー!(なお見かけは同じ位の模様)

 取り出したるはボス鰻の皮。これがゴムみたいで使えるんだ。


「よし」


 とりあえず出来たのは黒いスク水……旧スクになるかな……わたしが着ているヤツ。

 わたしのはスウェットのネイビーだけど、コレは黒いゴム…旧々スク水ってヤツになるかな?

 それだと水抜穴が要るな…ここをこうしてっと……よし。


「これ着てみて」


「何?あ!ミコ様と同じだ!」


 嬉々として着替えを始めた……ちょっと待て!


「ここでかっ!?待ちなさい!」


 作った更衣室へ連行した。


「じゃーん!」


「わぁー!良いなぁー!」


 早速、黒スクを自慢する幼女。

 子ども達も大興奮。

 当然、おねだりされたので人数分作成した。


「くそー女ばっかりずりーぞ!」


「ミコ様は女の子だから良いのー!」


 かわいい子ども達の言い合いを横目に和んでいたが、大人達がこれを見て悪巧みを始めたのを見逃していた。


 結局、男子用に海パン(ボス鰻皮製)を作った。


「……お嬢ちゃんよぉ……またとんでもないもん作ってくれたなぁ……」


「うん?わたし何かした?」


「何かした?じゃないわよ!アレは何!」


「え?水着だけど?」


「何使ったの!?王の近衛騎士団の鎧より防御力有るじゃない!」


「へ?」


 少年少女達はわたしの作ったボス鰻の皮水着を着ている。

 確かに、並の刃物は通さないけど……。

 漁師ながら魔物と戦う大人達にも要求された。

 武具店の親父さんに泣きつかれたので、大人の分はローンになった。近衛より防御力高い水着はかなりの額に……まぁ頑張って?

 そしてこれが水球大乱闘になって、家2件吹き飛ばしても怪我人が出なかった最大の功績だったとさ……。

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