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蒼虹結晶の樹の元で2人は契を交わす  作者: 片海 鏡


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登場人物紹介

 ネフィリアード  推定24歳から25歳

 大殺戮を生き残った獣人の人種〈極氷の民〉の生き残り。

 救出された時点で死ぬ寸前の状態だったが、殻の神の具現化である星界神石を用いて臓器や筋肉を作り出し、一命を取り留めた。

 性格は真面目で優しく紳士的。自我の芽生えが6歳前後の為、肉体年齢に比べると精神年齢はやや幼い。その点は本人も自覚があるので、大人ぶっている節がある。周囲と自分は違うと幼い頃から自覚があり、大人から成長と自立の強い期待から、子供らしい感情を抑えて育った。コルエ達といる時くらいしか、子供らしさを見せなかった。

 根は寂しがり屋で甘えたがり。紳士的な大人としてアリュスに対して振舞っていたが、恋人関係となった現在は形勢が逆転しかけている。精神年齢が圧倒的に上であるアリュスに格好の良い恋人として見てもらえるように頑張っている。

 殻の神と結晶の民との関係は良好。特にアメジストから世話を焼かれている。

 極豹の民とは、彼が21歳になった頃から少しずつ交流が始まっている。そのきっかけは、ネフィリアードの父親の妹が生き残っていたから。遠征の訓練中に新しい集落を築こうと移動中の一家と出会い、彼女は〈兄の息子〉と直ぐに見抜いた。妻が妊娠したと報せを聞いていた彼女はネフィリアードの生存に大いに喜び、涙した。

 フローラとの関係もまた良好。同じく残された者同士のため、シンパシーを感じている。

 今の幸せを噛み締めながら、一歩一歩前へと進み続けている。


 アリュス  年齢不明 

 人体実験の1つである〈人造神計画〉の被検体。最終段階まで行ったが、そこで逃亡したので帝国人の目指した人造神ではない。

〈神とは?〉と本人が思っている。脱落した同胞も〈神より紙の方が役に立つ〉と溢した。

 しかし殻の神は人造神と認識したので、何かある。

 性格は穏やかで優しく、達観している。現在の人格は、過去の記憶とネフィリアードの交流を通して形成された。それ以前は他者の記憶と人格の転写、術式の魂と肉体への刻印による介入で分裂と結合を繰り返し、支離滅裂な時代もあった。過去の経験から好戦的ではないが、割り切れば躊躇いなく人を殺せる。本気を出せばロズマキナを滅ぼせる、かもしれない。

 ネフィリアードに対しては、深い愛情を向けている。互いに生殖機能が終わっているので性的興奮は一切無いが、唯一無二の愛を贈り合っている。

 恋人となり同居も検討したが、お互いに仕事もあるので、今まで通りの生活となった。

 会う頻度は増えた。

 フローラとの関係で言えば〈父親〉と表現するのが一番近いが、お互いに〈なんか違う気がする〉と思い、服屋で暮らすならと師弟関係に落ち着いた。

 監視生活は続くが、今回の活躍である程度の自由が許されるようになり、近所で買い物が出来るようになった。

 普段は全身包帯の姿だが、ネフィリアードとのデートの際には生来の肉体を復元している。


 フローラ 精神年齢6歳

 アリュスの身体の一部と魔女の血(因子)で作られた人工胚を元に作られた人造人間。

 南の防衛拠点アネモスで製造された最後の個体でもある。

 身体能力、魔力量、技量はどの人造人間よりも高く、魔法と魔術の理解力も高い。寿命は魔女達の平均寿命である150歳までは生きると考えられる程に、健康的な身体をしている。

 性格は素直で甘えん坊。末っ子気質で我儘な面もあるが、姉達が亡くなった事でそのなりを顰め、聡明な若者に成長しつつある。ただ、アリュス達周囲の大人達が子供扱いをしてくれるので、そこまで無理はしていない。

 杖の意思に操られていたとはえ、自分は悪いことをしたと自覚が徐々に芽生え、闇雲に動いてはならないと反省をしている。だが、それをしなければ姉達と最後の時を過ごせなかったと思い、後悔はしていない。

 現在はアリュスのブティックにて、接客担当の傍らで服飾関係や学問の勉強をしている。

 ムスリカとパンジーから〈自由に生きて欲しい〉と最後の願いを伝えられ、自分の将来についてしっかりと考え始めている。

 ネフィリアードにはシンパシーを感じると共に、騎士としての姿勢や紳士的な姿を見習いたいと思っている。男に成長するフローラにとっては、近しい目標の一つである。

 アリュスとは師弟関係を築き始めている。魔術、魔法、体術、服飾、様々な学問に加え、生活するための技能も教わっている。ネフィリアードと恋人関係だと知っているが、本で読んだ恋愛と違いかなり緩やかなので、不思議に思っている。


 コルエ  25歳

 精神崩壊し白猫と自認してしまった魔女と雄猫の間に産まれてしまった何か。

 産まれた当初は少し大きな子猫だったが、成長するにつれて獣人に近い見た目となり、やがて猫の耳の生えた魔女となった。魔女とは言い難い〈何か〉ではあるが、本人は〈僕は僕なので〉と特に深く考えていない。

 母は見た事が無く、父となる猫についても知らない。現在ではもう知りたいと思わないし、恨んでもいない。

 魔法に対するずば抜けた才能を持ち、今なお成長中。好奇心旺盛なので、様々な発明もしている。巨大魔動車は国に取られてしまったが、新たな機体を作っている。

 ネフィリアードに対して恋愛感情は無い。学生時代に訊かれた際には、〈おねしょして汚したシーツを一緒に洗った仲のネフィを???????〉と大きな声で発言し、不思議そうに質問者を見つめるほどだった。彼女にとって、ネフィリアードは唯一の存在であると共に兄であり弟なのだ。

 アリュスと彼が緩やかな交際を始めた気づき、〈ようやくか〉と後方腕組み親友面をしている。

「僕の名前はこれ」

「コエ?」

「こーれ」

「! コーエ!」


 ミランジュ 25歳

 ネフィリアードとコルエの幼馴染兼親友であり、黒翼所属でありながら白翼の騎士団の監視役でもある。エリートの家系で、特別な訓練を受けている。

 監視役だと打ち明けていないが、ネフィリアードとコルエは〈まぁ、彼女の家系図的にそうだろうな〉と察している。アリュスからも〈2人よりも明らかに訓練を受けている。国家の特殊部隊の魔女だろう〉と見抜かれている。伝えていないミランジュ本人も〈伝えなくても、家系見たらそう思われるでしょうね〉と以心伝心である。

 表も裏もにこやかで朗ら。可愛いものや恋愛に関する話を聞くのが好き。実は恋多き人で、〈四季の魔女であれば、誰しも恋をする〉と言われる位に様々な魔女に手を付けてきたが、幸せな別れ方をしているので恨まれる事は無い。

 アリュスと交際を始めたとネフィリアードから伝えられ、心の底から喜んだ。そして、恋愛マスターであるミランジュにデートのしかた等、色々とアドバイスを貰っている。


 殻の神

 全ての〈形〉を司る神。

 ネフィリアードを通して顕現していたのは殻の神のほんの一部。

 人間の価値観や尺度に理解はある一方で、神の姿勢を崩すことはない。

 現在の女王との契約によってネフィリアードを蘇生させ、ロズマキナをどうするか協議している。

〈我々〉と呼称したのは、結晶の民もまた殻の神の一部だからだ。アクセサリーや道具に使われる宝石を介して情報収集を行い、どうすべきか協議し、より良い選択が出来るように心がけている。

『星の内海へ接続を開始』→神々の領域に繋ぎ、他の神に働きかけたい(要約)

『魂源の血脈へ協力を要請』→人造人間の少女達の寿命が近い。どうかこの子達に新たな人生を与える為に力を合わせてはくれないか。

『死現の真者へ支援を要請』→人造人間の少女達の寿命が近い。どうか傷みなく死を与えてあげて欲しい。

『永劫の図書館の閉鎖を要請』→おい、知恵の神。おまえが善悪問わず知恵と知識を発展させ続けるせいで、この様な事態が発生したぞ。少しの間その保管庫を閉めて、発展を止めさせろ。


 ムスリカ 10歳

 フローラの姉であり、皆のお姉さんだった人造人間。

 甘えん坊な弟の変化に疑問を持ちながらも、その力の差から従うしかなかった。

 弟を遺して死ぬのは悲しいが、アリュスが要れば大丈夫と思った。

 自分達のせいでフローラが杖に支配された。もう支配と搾取で心を壊さないように、自由に生きて欲しいと切に願っている。


 パンジー 8歳

 フローラの姉であり、性被害によって心に深い傷を負った子。人間不信で、外部の魔女や人間に対しては常に威嚇状態らしい。

 ロリコンやペドフィリア向けに作られた為、他の子よりも身長が低く、顔も幼い。フローラがロズマキナの王になれば、この幼い体を成長させる魔法を見つけてもらえるかもしれないと思ったが、不可能だった。裏切られたとは思っていない。むしろ背負わせ過ぎたと後悔している。

 ムスリカと同じく、フローラには自由に生きて欲しいと願っている。


 ルルエア 31歳

 先代女王と同じ枝に咲いた薔薇から産まれた魔女。

 多くの罪を犯した先代女王を7歳の頃に殺し、困難の中でも地道に対処し支持率の高い女王へと成長した。しかし見て見ぬふりをし続けた自分への怒りと後悔は常に胸の奥にある。

 先代女王のことを愛していた。だから、一番簡単に殺せると思った。そして見事達成した。だが精神的負担が膨大だった為に、拒食症、不眠症と多くの精神的な病気を患う事となる。現在は、双子の影武者たちのケアによって相当マシになった。

 骨の杖はアリュスが察した通り、先代女王の遺体から作られている。頭蓋骨の位置にある球体には、先代女王の魂が閉じ込められている。時折〈助けて〉と言う様に、球体には顔が写し出される。その度にルルエアは〈五月蠅い〉と断じて、地杖を雑に扱う。

 アリュスとネフィリアードが交際を始めたと聞き、何かプレゼントをしようかと考えたが、その規模がとんでも無かったので従者2人に全力で止めた。


 紫霧の大蠍・アメジスト

 ネフィリアードの母方の一族が信仰していた結晶の民。大蠍と呼ばれるが、手のひらサイズまで縮小が可能。

 彼の母からは〈息子を守って欲しい〉と最後の時まで祈りを捧げられた。

 二足歩行の矯正の際には支えとなり、雨が降れば傘として覆うように守り、

 ネフィリアードが呼ばなくとも姿を顕現できる特権を殻の神から賜っている。


 三つ目心眼の黒鷲・ブラックダイヤモンド

 ネフィリアードの父方の一族が信仰していた結晶の民。

 目の潰されたネフィリアードに、自身の二つの目を貸し与えた。

 つかず離れず彼を見守り、頼りにされれば応える。


 茨の緑園・エメラルド

 フローラとの最初の戦闘で登場した結晶の民。

 

 水巨鯨・アクアマリン

 結晶の民。水生の哺乳類の姿を好んでいる。


 金剛蟲王・ダイヤモンド

 結晶の民。無数の結晶の虫は全て彼である。

 名を呼ぶと大量の虫も引き連れて現れる。名を呼ばずとも現れてくれるが、数が制限され、能力も落ちる。調査する場合は、それでもかなり重宝されている


 千里黒眼鏡・オニキス

 限定的な能力発動時が〈黒鏡〉

 空間の移動に重宝されている。


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