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Rewrite : Let's Monster Battle〜無限の可能性 進化と退化の軌跡〜  作者: 夕幕
第7章 ギルドバトル

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第89話 幻想空間

 よし、先制できた。

 これは大きい。

 ラグニアのHPもだいぶ削られたけど、流れはこっちにある。


「光り輝け、ユニ!」


 フィールドに1体のユニコーンが召喚される。

 幻想種のモンスターで物理、魔法といける両刀型。

 その上、回復魔法も使える。

 闇属性が使えないけど、自由に空を飛べるラグニアみたいなイメージ。


「ユニ、飛んで!」


「ラグニア、『空駆』!」


 セーレを倒したことで『妖気解放』の効果が完全に消え去った。

 ラグニアは再び『空駆』が使える。


 さっきのセーレとのバトルとは違って、完全な空中戦になりそうだな。

 ユニは空を主戦場だけど、ラグニアは地上。

 相手の土俵で戦うわけだから、かなり厳しいな。

 空中でも戦えるように特訓はしてるけど、こういう空中戦は想定してない。


「ラグニア、『ホワイトブレス』!」


「ユニ、『プロテクションヴェール』『サンダーアロー』『サンダーランス』!」


 ラグニアはユニにブレスで一発、牽制を入れる。

 ユニが『ホワイトブレス』を回避する間に接近戦に持ち込む。

 だが、オレの予想とは異なってユニは、透明な防護膜を自身に張り巡らせる。

 その上からラグニアの『ホワイトブレス』を正面から受け止めた。

 その流れでユニの反撃を受け、ラグニアは近づくことができない。


 ……あれ、防御スキルか。

 しかも、効果時間がかなり長そう。

 効果時間の長い防御スキルって効果が弱いイメージがある。

 でも、ユニの場合、素のステータスが高い。

 それでダメージがほとんどない。


「ユニ、『一角突き』!」


 ユニは空中をぐるぐる周回し、ラグニアを翻弄する。

 ラグニアがユニの動きに着いて来れなくなったタイミングで背後から近づく。


「ラグニア、後ろに『ブラックファング』!」


 ラグニアがオレの指示に反応して後ろを振り返った。

 それと同時にユニの額の角がラグニアを貫く。

 そのまま地面へと激突するも、ラグニアはユニを噛みつき一矢報いる。


「ユニ、『エーテルブレス』!」


 最後はユニの放った光り輝く粒子状のブレスがラグニアのHPを削り切った。


【ラグニア DOWN】


 ラグニア、おつかれさま。

 ありがとう。

 戦局によってオレの2体目をブルーとリーフィアどっちにするか決めるつもりだった。

 ユニに『ブラックファング』でデバフ・状態異常を付与できてる。


「出でよ、リーフィア!」


 オレの2体目はブルーじゃなくて、リーフィア。

 ユリアさんが驚いた顔をしてる。

 まあ、普通ならエースのブルーが出ると思うよね。


「リーフィア、『魂葬・断』!」


 ラグニアを倒すと同時にユニは空高く飛び上がっている。

 リーフィアの剣はどう考えてもユニには届かない。

 だけど、デバフ・状態異常を付与されたユニなら『魂葬・断』が当たる。


「……!?『ナイトメア』のような必中攻撃!だから、ブルーじゃないのか」


 さすがに今の一撃で気づかれた。

 でも、これはわかっててもデバフ・状態異常の解除ができないと防げない。

 ユニコーンは回復魔法が使えるけど、デバフ・状態異常の解除はできない。


「切り替えて、速攻倒すしかないか。ユニ、『サンダーボール』『ウインドランス』『ウインドアロー』!」


 上空からリーフィアに魔法が降り注ぐ。

 リーフィアは地上を縦横無尽に移動して、それらを全て回避した。


 これだけだと、リーフィアは飛べない悪魔。

 きっとユリアさんはそう考えてる。

 まずは、その認識を覆す。


「リーフィア、『闇閃撃』『影走り』『空駆』『ダークスラッシュ』!」


 いつもの定番コンボ。

『闇閃撃』で作った影を『影走り』でユニの背後まで駆け抜ける。

 ここまではDトーナメントでも見せてる。

 だから、ユリアさんの指示無しでユニは反応した。

 そこを『空駆』で更に回り込んで『ダークスラッシュ』を叩き込む。

 この一撃で『プロテクションヴェール』は消え去った。


「うそ、リーフィアも空駆が使えるの!?」


 空中での機動力はユニの方が上。

 それを活かして、ユニはリーフィアから逃げ回る。

 もう一回『闇閃撃』からの『影走り』も考えたけど、警戒されていた。

 だから、ユニに思うように近づけないでいた。


 しばらく、ユニとリーフィアの鬼ごっこが続いた。


「ユニ、『プチヒール』『ジェット・ブレイクスルー』!」


 ユニは回復魔法でHPを全快させる。

 直後、額の角が光り輝き、高速でリーフィアに向かって来る。


「リーフィア、躱して」


 リーフィアはギリギリだったけど、ユニの突進を回避した。

 だけど、ユニは壁にぶつかったかのように空中でピタッと止まって、顔をリーフィアの方に向ける。


「ユニ、『エーテルブレス』!」


 リーフィアにブレスがゼロ距離で放たれ、直撃する。


「ユニ、『サンダーアロー』『ウインドアロー』!」


「リーフィア、『影走り』!」


 ユニの追撃を受ける前にリーフィアは『影渡り』で地上に逃げる。

 このまま空中にいてもリーフィアが不利なだけ。

 一度、退いて立て直す。


「ユニ、『ユニワールド』!」


 瞬く間に『ユニワールド』というフィールドが展開される。

 それと同時にユニが神々しいオーラを纏う。


 リーフィアにこれを阻止することはできない。

 どういう効果を持つフィールドかわからない。

 リーフィアにマイナス効果を付与するというより、ユニを強化するスキルのような気がする。


「ユニ、『サンダーボール』『ウインドランス』『ウインドアロー』!」


 威力が今までとは比にならないほど上がっている!?

 明らかにヤバそうな見た目になってた。

 フィールドの効果か。

 でも、ここまで使わなかった。

 たぶん、マリンの『覆海』みたいに時間制限付きのスキルだと思う。


 それからお互いに有効打を与えられないでいた。

 ただ、リーフィアだけは『魂葬・断』でユニにダメージを与えられている。


「ユニ、『ストームウイング』!」


 ここにきて今日初めて使うスキル。

 しかも、広範囲攻撃。


 ユニからリーフィアに向かって志向性のある竜巻がフィールド上に発生する。

 それに加えて、上から下にリーフィアを地上に押し留めるように圧がかかる。

『影走り』で回避したいけど、さっき使ったばかりでクールタイムに入ってる。

 このままだと、ユニの攻撃にリーフィアが飲み込まれる。


「リーフィア、『天剣解放』『天空斬り』!」


 リーフィアの解放スキルは、海夕のニュクスとは違って、時間制限とかはない。

 その代わり、一撃に全て賭ける。

 解放スキル発動後に使ったスキルの効果を拡張する。

 今回、『魂葬・断』のように間合い無視の必中効果を付与した。

 そこに『天空斬り』の特性、スキル斬りが加わって、ユニの『ストームウイング』ごと全てを斬った。


「うっそ……。それは無理」


【ユニ DOWN】


 ……よかった。

 なんとか決まった。

 リーフィアの『天空斬り』で斬れるスキルは一つだけ。

 だから、ユニが防御スキルを使っていない。

 攻撃に意識が傾いた今しか使うタイミングがなかった。

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