027 FileNo.03
〘怨獣反応です〙
え…?
〘FileNo.03アローンです〙
【アローン】
嘘だろ!?
もう、怨獣と戦うのか!?
ばっ
だが、周りを見渡しても…
何もいない
スーツの誤作動だったのか?
『千本針:酸』
シュシュシュ
キィーーン
ジューーー
ガガガガガガ
ジュッ
何だ!?
ドアが、円状に切られている?
だが、あのドアは鉄製だ
ガガガガガガ
電動ノコギリか…
いや、切れないはずだ
それに、ドアが溶けている音のようにも見える
そして、さっきの声…
どうやら、
ガンっ
ガランッ
目の前にいる
この女の子が、怨獣のようだ
わ~~~
『君なら遊んでくれるよね?』
「は?」
こいつは、何を言っているんだ!?
おもわず、口に出してしまった
この怨獣も、ショックギブと同じタイプで言葉で混乱させてくるタイプなのか…?
とにかく、気を緩めてはだめだ
それに、キャラがスケアリーストレイトと被ってないか?
『は…?』
『お前も、私を裏切るのか?』
『あいつらと同じように』
「え…?」
何だ?
さっきと180度態度が変わった
それに、あいつらって誰だ…!?
今のところ何を言ってるのかまったくわからない
とりあえず
話が通じるか、
会話を試みよう
「えっと」
「俺は君が言ってることわからないけど」
「敵じゃないよ」
スケアリーストレイトと同じようにすれば…
『はい?』
『スーツを見たらあなたもアイツラと同じエージェント』
『アイツラは、私を裏切った』
『そして、どうせお前も…』
フワンッ
『だから、やられる前に殺る』
『千本針:千』
くそ、よくわからないが
倒すしかないようだ
シュシュシュ
なんだ?
アローンは宙に2メートルほどゆっくり浮き上がった
そして、アローンを囲うように針が何本も何本も現れ大きな円のようになった
ビル全体を覆っているようにも見える
つまり、俺の上にも針がでている
その針は、どちらかというと矢だ
これを、落ちてきたら俺は確実に死んでしまう
そう思った
走って避けてもいいが
針の範囲が広くておそらく避けきれないだろう
だが、
「スキル発動 ウォーターウォール!」
シュッシュッ
ウォーターウォールで攻撃を防げれば…
勝てる!
『やっぱり私は裏切られたんだ』
『それに…この気持ちは、、、』
バッ
キィーーーー
『死ね!』
無数の針が上から降り注いできた
シュンシュンシュン
キンキンキンキーン
シュシュシュシュン
キンキンキンキーン
だが…
ウォーターウォールで、頭上をガードすればなんとかなっている
雨から身を護る傘のように、使えば針は当たらない
まずは、
ウォーターウォールで頭上をガードをして、状況をまとめよう
まず、この怨獣とは対話はできない
つまり、攻撃で倒す
キンキンキンキーン
カランカランカラン
針は、ウォーターウォールに弾かれ
地面に落ちている…
逆に走ろうとすると危険だろう
だが、今は大丈夫だ
そして、アローンの攻撃でわかっているのは
“千本針 千”
“千本針 酸”だ
千は、おそらく複数の針を様々なところにおよそ千本を出すことで相手を絶望させて殺傷能力と確実性を兼ね備えている攻撃
酸についてはまだわからないが、おそらく何かを溶かすことができるのだろう
……………………
ウォーターウォールに異常は見受けられない
このままいけば、命の危険はなくなるだろう
そして、勝てる可能性も見えてきた
カランカラン
…………………………………
終わった
『ずるい』
『そんな盾で守るなんて悲しい』
『んー』
『盾なら攻撃が通らないし…』
『つまり、今の攻撃じゃ殺せないってことか』
『ふーん』
殺す…!?
怨獣もそんなことを言う…のか?
今までのやつはそんなことを言わなかったはずだ、
この怨獣は今までのやつらとは、なにか違うのかもしれない
『じゃあ…』
『千本針 集』
これも新しい攻撃だ…、
ばっ、
アローンは右手を上げた
すると針が何本か現れ
アローンの右手の周りを浮きながら円を描いた
そして…
ばっ!
左手も上げた
すると、右手と同じように複数の針が周りに浮きながら円を描いた
いったい、どんな攻撃なんだ、
まだ、データを全然取れていないから予測できない
ばっ
右手を降ろした
ビュン!
すると、さっきとは違い上からではなく前にまとめて俺の方へ飛んできた
「くっ」
すぐにウォーターウォールの向きを変える
ガン!
カランカランカラン
音が明らかにさっきよりも大きい
威力も上がっていると考えるが妥当だが、まだ大丈夫だ
ばっ
ばっ
『ふーん』
アローンの右手にはすでに、針が周りを浮いていた
さっき投げたはずなのにある
しかし、コトバは聞こえなかった
つまり、発していない
そこから、考えられるのはまだ…
攻撃がまだ終わっていないということ
つまり、
ビュン
ビュン
ガン!
ガン!
カランカランカランカラン
両手の攻撃も問題ない…
『それ、壊れないの?』
『今までのは壊れたのに…』
『まだ、足りないってこと?』
アローンは両手を上げた
シュシュシュ
針が補充されている
また、手を一斉におろした
ビュン!
針が一斉に飛んでくる
だが、どうやらこれだけでは終わらないようだ
ばっ
ばっ
ばっ
ビュン
ビュン
ビュン
嘘だろ…!
連続…
ばっビュン
ガンガンガン
これも、ウォーターウォールで防げている
だから、さっきまでは、守ってばっかだったが、
そろそろ攻撃に転じたほうがよさそうだ
左手のウォーターウォールを出したまま、警戒しつつ
右手で、エレクトリックガンで水鉄砲をつかう
今までの攻撃はすべてウォーターウォールには通じなかった
つまり、今の俺は無敵だ
ビュンビュンビュン
カンカンカン
これで、勝つことが…
ビュンッ
ザクッ
かはっ
なっ、、、
針が体を突き抜けた…
痛い…
体に力が入らなくなった
膝から地面に着き腰を掛けるように倒れた
立ってられない…
シュンッ
俺が倒れたのと同時にウォーターウォールが消えた、、、
もうダメだ
さっきまで、ブロックしていた針が様々な方向から飛んできた
グサグサグサグサグサグサ
痛い痛い痛い…
痛い、
ひどい痛みが体全体に走る
今まで、味わっことのない痛みだ
それに、出血が止まらない…
「はぁはぁ、」
このまま終わっていいのか?
今考えているうちにも針は止むことなく俺のことを狙っている
それも心臓を重点的にだ
どういうことなのかまだわからない
針ウォーターウォールで守っていたはずだ
それに、さっきまでウォーターウォールは壊れていなかった
まさか、後ろから…
いや、何でなんだ
さっきまでは前からしか来てなかったはず…
見誤ったのか…?
いや、そんなこと考えている余裕はない
もう、だめだ…
くそ、
うっ痛い…
今まで受けた中で一番痛い…
だが、このまま終わることはできない…
少しでも傷を負わせる!
「スキル発動水鉄砲…!」
ビュン
ばっ
ビュン
『千本針 集』
シュシュシュ
な、
水鉄砲が物理的に針によって
バシュンッ
壊された…?
『そろそろ終わりにしよ』
攻撃も防御も身体も精神もだめだなんて…
今も針は俺の手 足 心臓 肺
を攻撃している
「ハァハァハァ」」
もう、駄目だ
つづく
次回投稿日予定 8月16日 22時




