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未来石と神の使徒  作者: コタツ
3章 運命の出会い
23/73

情勢

新しい章に突入です。

もう少し、別の人の視点をしてもよかったのですがね。

ミカエラさんとか、村長とか、ジョートとか。

でも、ミカエラさんはもう少し後で使いたいな、と思ったし、村長の視点をしたら、ネタバレしそうなんで。

そして、ジョートですが、死ぬ前に人が何を思うのか…。

それが分かるほど私は年をとってないので、控えることにしました。

人が死ぬシーンはそれだけ重要だと思います。

取り敢えず次の町までは歩いていくそうだ。

次の町からは馬車を借りて行くので、結構早く着くそうだ。

まあ、次の町に着くのは一週間後らしいが。

「なあ?次の町まで、毎日野宿するのか?それにしては荷物が軽すぎるし…。夏とは言え、夜中こんな格好で寝たら風邪ひくだろ。」

この世界も四季があるらしい。今は夏が終わりかけてる時期って訳だ。

そう言えば夏で、通じるんですね。固有名詞はこっちの世界のままだけど。

「大丈夫よ。歩いている途中に中継所みたいな場所があって、そこで寝泊まりも出来るわ。」

そこら辺しっかりしてるな。元の世界と違って、車の中で仮眠、なんてこともできないしな。

「次の町の名前って何なんだ?」

「次の町の名前?確かハイツーよ。」

「ハイツーですか。行ったことないので楽しみです。」

「行ったことないの?」

「あっ、その、それは…。そうです!私は遠くから旅に出ていたので!」

めっちゃ、慌ててない?そこら辺考えとこうよ。

「あら、ずっとあの村に住んでたのだと思った。随分村の人と仲が良かったみたいだから。」

「ちょっと長居し過ぎちゃいましたね…。」

「それにレオンとはかなり昔から親しかったようなそんな感じがするのだけど。」

「き、気のせいです!」

「そうなの?」

俺に振らないでくれよ。

「そうらしいな。俺は覚えてないけど、確かに他の人と話してたら、感じる懐かしさを感じないな。まあ、気が合うのは確かだが。」

めっちゃ、目を輝かせてるよ。別にこれくらいのフォローならしてあげるのに。

「そうなのね…。前からの知り合いじゃないんだ…。」

何か言いたそうだな?まあ、いいか。聞きたいことがあるんだった。

「二人に聞きたいことがあるんだけどいいかな?俺この世界のこと全然知らないから。」

「答えられることならいいわ!」

「わわっ、私は…あんまりそういうことは詳しくないかな…。旅に出てた時が長いし。」

分かってるって。別に梨花に聞く気はないよ。

「じゃあ、ミカから聞こうかな。先ずは、この世界の地理とか、情勢とか、そう言うのから教えてくれないかな?」

「うーん、私も政治的なことは詳しくは知らないんだけど。」

そこまでは知らなくてもいいかな。常識が分かるくらいにはなりたい。

村の村長も元は帝都にいたらしいからな。どれくらいの地位の人が予言のことを知ってるのかはわからないけど、備えあれば憂いなしって言うしね。バレて面倒なことなら起きるかもしれないけど、良いことが起きるとは限らないからな。

…てか、何も知らなくて他の人から変人扱いされたくないし。

「何処から話そうかしら…。この世界には幾つもの集落があって、それぞれに文化とかあるんだけど、大きく三つの大陸があるの。」

ふーん。

「で、先ずは今私たちのいる大陸ね。ヒマライと呼ばれてるわ。人間族が一番多く住んでて三つの大陸の中でも一番人口が多いわ!」

…え?人間族?

「次に人口が多いのが、アマライ。獣人族が一番多いわね。といっても獣人族にも様々な種類があるのだけど。他にもエルフ族とか、多くの部族がいるところね。部族の数は多いのに閉鎖的なところが多いわ。」

獣人族…っ言うとまさか…。

猫耳!?

「レオン君。今妙なこと考えてない?」

まさか、本物の猫耳に会える日が来るなんて…。この世界に神はいたんですね。

居たわ。

「レオンが馬鹿みたいなことを考えてるみたいだけど話を続けるわ。最後がデモライ。魔族が一番住んでるわ。三つの大陸で、一番治安が悪いのは、この大陸でしょうね。まあ、どの大陸も安心安全!って場所少ないけどね。勿論いい人もいるわよ。多いとは言えないけどね…。」

魔族と会ったら逃げると。

「ところで、どうやって見分けるんだ?その…違いっていうか。」

万が一、って可能性もある。もしかしたら、何も俺達と変わらないかもしれないし、全身毛だらけの猫面人みたいな人だったら、ちょっとね…。

「簡単よ。私達人間族に角とかそういうのが生えてると魔族よ。で、耳とか、獣的な特徴のものが付いてたら、獣人族ね。勿論外見じゃ分からない場合もあるわ。」

やったぜ!耳とか付いてるって!触りたいなー。元の世界だと動物飼えなかったからなー。

…あれ?飼ってたこともあったような、なかったような。

ペットを飼ってたか忘れるって重症だな。この年で物忘れが始まったか…。

とにかく、是非会いたいね!

別に親しくなって、色々しようとか、そう言うことじゃなくて。

僕はね!いろんな人種の人や民族の人と交流をもつことで、世界が広がると思うんだ!大事なことだよ!

「まあ、獣人族は自分と違う民族とは交流したがらないからね。さっき言ったわよね?」

…え?

俺の夢がガラガラと崩れる。そんな音が耳元で聞こえたような気がした。

皆さんは動物で何が一番好きですか?

私は断然猫です!犬も好きですけど。

私の友達に猪を飼いたいっていう強者も居ました。

小さい時だけかな?と思って聞いたら、大きな牙が好きとか言ってて。

強い…って思いましたね。猪って飼えるんですか?


読んでいただき有り難うございました!

評価等よろしくお願いします!

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