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未来石と神の使徒  作者: コタツ
2章 異世界にて
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嫉妬

カタカナばかりで読みづらいところがあるかも。

さて。さっさと片付けよう。いつも通り奇襲すれば勝てるだろ。てか、奇襲するしか勝ち目ないし。

「ミカ。俺が仕掛けるから、もし失敗したら追撃をしてくれるか。」

「分かったわ。」

にしても、あいつこの前会った黒いオークより強いな。大きさは勿論大きいが、それよりも目に知性を感じる。

もとの世界、力では負けてる人間がここまで絶滅しなかったのは他の動物にはない知性があったからだ。知性があったから、色々な道具や策略、協力ができる。それなのにあっちも知性があるとか、ズル過ぎませんかね。

いや、関係ない。この一撃で仕留める。

"相転移"!

椅子と入れ替わる。押し潰される危険もあったけど、何とかなった。相手は尻餅を……ついてない!?咄嗟に立ち上がったのか?人間業じゃない……まあ人間じゃないけど。

「"抜刀術"!」

刃が首に吸い込まれる。イケる!と思ったが、手に衝撃が走る。

「っ!?」

硬いものを金属バットで殴ったような衝撃が手に直接伝わる。痛みに歯を食い縛りながら、首を見てみると魔方陣のようなものがあった。

防御系の魔法か?魔法なら何でも出来そうだからな。それよりもこの状況は非常にまずい。

手が痺れて刀を落としてしまった。だが!

「ハアッ!」

こちらに振り向いたらオークの背後からミカが迫る。てか、声出すなよ!気づかれるだろ!?

少しでもこちらに気がむくように、俺も火魔法を使う。

「"火風"」

よし、どちらの攻撃も綺麗に入った……けど全然効いてない!?不味い不味い。ここから普通に戦わなければならないのに、傷一つつけることが出来なかった。まともにやりあって勝てる気がしないな。

「カルイ……ナ。」

喋った!よし、可能性が増えた。話し合いで懐柔しよう。もしダメだとしても作戦を考える時間くらいは作れる。

「俺の言葉は分かるか?何故この村を襲う?」

「ワレハオマエノツラヲミニキタ」

何で俺の顔なんか見に来たんだよ?てか、村を襲いに来た訳じゃないのか?じゃあ、何で村の近くになんて来てたんだよ。てか、あの黒いオークって稀少種だったんだよな?なら一匹で行動していたっておかしくないか?

……俺達は大きな勘違いをしてたかもしれないな。俺の顔を見に来た理由とか聞きたいことは山ほどあるが、ここで時間をかけてたら取り返しのつかないことになる。早いところここから出ていかないと。

「なら目的は果たしただろ!早くこの土地から出ていってくれないか!」

て言うか俺達を出してくれ。挑んでも負ける可能性が高い。だったら……

「ナゼ、オマエノヨウナヒンジャクナヤツニ"ヒメ"ガキョウミヲ……」

姫?コイツどこかに仕えてるのか?話してると疑問が増えそうだ。さっさとずらかろう。

「ミカ!急いで外に逃げろ!引き際は俺が決めるって約束だっただろ!コイツは俺が引き付ける!」

「レオンを置いてはいけないわ!」

「後で必ず追い付く!村が危ないんだ!事情はわからないかもしれないが、俺を信じてくれ!」

「わ、分かった。信じるわ。だから……必ず戻ってきて!」

「任せろ!嘘は苦手だからな!」

「ニガストオモウカ?」

走るミカをオークが追いかける。

「お前が用があるのはこの俺だろ。」

相転移で、オークに追いつき足の筋に斬りかかる。

「ソウダナ。イイダロウ。タノシマセロヨ。」

「俺もたっぷり聞きたいことがあるからな。」

無事に出ていってくれたな。これで少しは時間が出来た。後はてきとうに会話して隙を狙って逃げよう。

「ところで、お前何処の誰だよ?俺のことを知ってるらしいがだったらお前のことを教えてくれてもいいんじゃないかな?」

「ワレハジェラ。ヒメノイチバンノマモリテダ。」

「守り手さんがこんなところに来て何してんだよ。姫の側にでもいろよ。」

こんな風に話してるが、戦闘中だ。相手の攻撃はなんとかかわせてるがこちらの攻撃も通らない。抜刀術だからいちいち鞘に戻すのが面倒だ。かといって、普通に戦ったら一瞬で負けるし。

このままじゃじり貧だ。しかも転移用の石もなくなってきた。

「ヒメカラノメイレイダ。サカラエナイ。ナゼコンナヤツノジョウホウガホシイノダ!」

「なら姫様自ら来てもらえるよう言って来てくれないか?」

「イヤ。モウヨイ。オマエハジコデシンダコトニスル。オレノチカラブソクダッタトイウコトニスレバ、ヒメモユルシテクダサル。」

「こんなところで死ねるかよ!ミカとも約束してるしな!」

戦ってる最中に出口の方に火玉を発生させる。持続させるだけでもMPを使うようだがきれることはなさそうだ。

「またいつか会おうぜ。俺も忙しいからな。」

「!?ニガサン!」

「遅ーよ!」

"相転移"!

あいつの手の中には、火玉があることだろう。せいぜい火傷でもしてろ。

早速村に戻らないと!


「ナゼヒメハアノヨウナヤツニイィィーッ!!!」

そのオーク以外誰も居なくなった広間に声が反響した。

ネーミングセンスが無さすぎて…

四月は君の○が凄い感動しました!ちょっと遅いですが。

私はアニメで見たんですけど音楽も良くて泣きそうです。

原作も集めたいですね。

そんな暇があったらさっさと書けって話ですね。


読んでいただき有難う御座いました!

評価等よろしくお願いします!

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