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プロローグ
異能を持つ少年少女たちと、孤島の学校に赴任した新米教師の物語です。
全話完成済みです。
最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。
あの日、私はいつも通りに学校に行き、授業を受け、友達と一緒に下校していた。くだらない話をしながら歩いていると、前から真っ赤な服を着た、同い年くらいの男の子が俯きながらゆっくりと歩いてきた。私と彼はすれ違った。
すると突然、すぐ側で何かが弾けるような音がした。友だちがいた方の視界が赤くなり、何かの液体が私の顔にかかった。咄嗟に顔に手をやり、液体に触れると生ぬるい。指を見ると赤かった。
「〇〇ちゃん…?」
友だちの方に視線をやると、そこにはカバンが落ちているだけだった。そこにいたはずの彼女の姿はどこにもいない。ただ、地面には先ほどはなかった、真っ赤な飛沫の跡が広がっていた。
私が立ちすくんでいると、後ろから叫び声が聞こえた。振り向くと、少し離れた場所にいた男性の身体が弾けた。赤いものが飛び散り、次の瞬間には、そこに人の姿はなくなった。
気づけば、辺りには同じような赤い跡がいくつも残されていた。その中心には先程すれ違った、真っ赤な服を着た少年が立っていた。




