個人的異世界論2
カクヨムからの転載です
次は魔法にする。
魔法って何、とした場合魔法は魔法だが、これはキャラの役割の延長線上にある、と考える。
つまり、この世界のあり方を簡易的に示す簡略な図式だ。
魔法をどう説明するか、どういう情報をもち、どういう特徴を持つかでその世界観がよく知れる。だって、全く新しい概念だから、作る時の姿勢が映る。
魔法を作り込む、としても単に理論を詰め込む場合と、世界設定を巻き込む場合とでは全然違う。固有魔法しかない場合と、汎用的な魔法しかない場合、これも全然違う。むしろ、説明する必要がないとして、わからないものとするのも一つ。
別に説明しなくても、結果としての魔法は見えてるから、問題なんてない。でもそこにこだわる、何かの答えを出す、もしくは答えを出さない、その姿勢が異世界への向きあい方を表す一つの指標。
異世界なら、異種族がいる。
魔物、エルフ、ドワーフ、めっちゃいる。これをどう出すか、出さないかも一つ大事になる。
例えば魔物を出すとして、というか基本出るものだが、基本的な魔物はスライムだ。しかし、スライムって正直に言って魔物らしくない。ゲームの産物だから、ゲームらしい印象を与える。これが異種族の持つ最も大きな力、印象操作だ。
他に例えばエルフを出す。そのエルフをどう出すのか。森に住んで、美形が多く長寿というイメージを自分は持ってる。しかしその他多くの側面を持つ。また、どこを押し出すかでラノベの空気感を決める。
美形という側面を押し出すか、長寿という側面を押し出すか、森に住むというのを押し出すか、だ。もう一段踏み込むなら、美形が多かった場合どういう扱いになるのだろう、長寿なら、森になら、これで社会的な話になる。なんで美形が多いんだろう、のちを省略するが、これは歴史とか設定によったものになる。
社会的、も少し分岐がある。まず人間主体であるかどうかだ。美形だから、身体としての役割が強い(モデル、娼婦、性奴隷など)。これは人間が真ん中。
そもそも美形の判断基準がどこであるか、が大きな要素になってくるから難しい。これは人間が真ん中にない。ドワーフもエルフも魚人も何もかもいる中なら、エルフの身体的特徴は寿命の方が目立つ。
ここからは個人的な話だが、こういう性質だから、こういう性格を持ってる。というところまで踏み込んだっていい、自分はこれが好き。
ここには優劣が大事になる。例えば日本人は白人より小さいが、頭がいい。コミュニケーション力は乏しいが、精神的共感力がある。関係の中にある場合、性格はこうやって理由づけられる。
エルフなら他種族より、長寿、美形。逆に何が劣るか、数。圧倒的に劣らずとも勝らないもの、知能、体格、筋力、魔法力。
これらが他と比べてどの位置にあるかで、スネ夫になるかジャイアンになるかが決まる。で、大事なのは圧倒的な種族はいないこと。その場合全て淘汰されるから。
長々と書いたがつまり、異種族はその異世界の空気感をよく表す。
最後は、組織の形態だろうか。
これは完全に深度の1軸だから、色々あるわけじゃないが。国にしろギルドにしろ、組織のあり方を考えると、これは設定という意味での深さが変わる。
冒険者ギルドを例に挙げるなら、さて、このギルドはどれくらいの規模なんだろうか、どれくらい人がいる国の、何%が冒険者で、そのうちの何%がギルドに入るのか。
なんで入るのか、だって好きにやったっていい。さて、これは国際組織なのか、国内組織なのか。資金の出所はどこか。他組織、国や、まぁいろいろ、との繋がりはどうなってるのか。組織としての仕事は何か、誰を雇うのか、どうやって働いてるのか。そもそもそれをなぜ必要とするのか、一つの主要組織を掘り下げるだけで、その世界がうんと広がる。
しかし一つ改めて言う必要があるのは、これは一つの方法に過ぎないことだ。何度も例に挙げるが、このすばを見てて資金の出所が気になったか、と言う話になる。
しかしおそらくだが、あそこまで芯のある話を書く場合想定している。そして言わない選択を取る。決めてるだけで意味がある、それを基盤に別のものを決めるから、要素に統一感が生まれるから説得力になる。だからどんな話でもそうやって、二回りくらい設定決めてた方が面白いと思う。
ダラダラとした拗らせめんどくさオタクの話をここまで読んでくれた人ありがとう。ラノベ書くの楽しいよね




