第71話 ダークエルフの少年
第4章開幕です!
リドールは現在、武道大会が行われる巨大人族国家グランテラへ向かっている。
そしてようやく長い長い長旅の末、とある村に辿り着いた。
その村の村人に聞いてみたところ、どうやらここは『闇妖精人の村』と言う場所らしい。
さらにここは元々『小人妖精』と『人工生命体』が住んでいたらしい。
なぜ今は闇妖精人が住んでいるのかと聞くと、小人妖精と人工生命体が住んでいた時代に、妖精人の国『城塞都市ティザスター』に戦争を仕掛けられて見事に敗北し、城塞都市ティザスターが支配する村となったが、闇妖精人の族長が村を力づくで奪い、今では闇妖精人が住むようになったようだ。
だが、未だに城塞都市ティザスターは「返せ!」と戦争を仕掛けてくる影響で、かなり危機的状況に追い込まれているようだった。
それでも闇妖精人の村の闇妖精人達は元気に生活しているとのことだ。
「ねぇお姉ちゃん」
村人の闇妖精人に色々聞いていると、子供のような無邪気な声が聞こえてきた。
声がしてきた方を見てみるとそこには紫の髪に黄緑の瞳の少年がいた。
身長は140cmほどだろうか。
『どうしたの?』
リドールが話しかけてみると、少年は思わぬ返事をした。
「お姉ちゃんって、人形?」
『は?』
リドールは確かに人形だ。人形である。
だがそれを当てることなどできるはずがない。
リドールの姿は正真正銘の人間だ。
人間の女の姿だ。
なぜ人形とわかるのか。
そのことをリドールは気になった。
『なんでわかったの?』
「なんとなく」
なんとなく?そんな曖昧な考えで人形などとわかるはずがない。
必ず何か使ったはずだ。スキルか?種族がわかるスキルをこの少年は持っているのか?
『正直に言って欲しいんだけど』
「‥‥‥‥わかったよ。正直に言うね。
なぜわかったのか、それは僕が『闇妖精人』だからだよ」
そう。リドールは知らなかったが、闇妖精人には種族スキルがある。
それは《堕落》。このスキルの能力は心が堕ちている者の種族、強さを知ることができるという物だ。
他の能力を言うと、『Lv60以下の対象の心を壊し、無慈悲にする』や『対象に何かしらの地獄のような苦痛を味合わせ、廃人とさせる』などがある。
どちらにせよ、このスキル《堕落》はとてつもないスキルである。
ただし、このスキル《堕落》を最大限使用するには、対象のことを憎まなければならない。
『一つ聞きたいんだけど、良いかな?』
「良いけど‥‥‥何?」
『君の名前は?』
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作者の一言コメント
「闇妖精人を堕落妖精人にしようか迷っていました」




