第67話 無理ゲー
1
『そういえば、忘れていたんですけどリアバさんの足の傷はどう治療しますか?』
「いや、リドール。もうそれは良いって。忘れてくれ」
『‥‥‥‥わかりました』
という会話があったのだが、自分は忘れることにした。
2
また‥‥‥アイツと会うのか。
正直あんまり戦いたくないんだよなぁー。
‥‥‥いや、でも自分はご主人様のために戦うと決めたんだ!!
諦めてたまるか!
そして自分達は、風竜ヴェレオンがいるダンジョンボスエリアまで来た。
『其方ら、またここへ足を踏み入れたのか。
今度こそは逃さないぞ‥‥‥‥‥?』
なんか目つきが前よりもヤバくなっている。
だいぶ怒っているな‥‥‥
『スキル《身体防御力増加》、《風の吹飛》、《一切巻き戻し》、《対象成長妨害》、《戦闘助人召喚》発動』
おいおいおいおい、発動しすぎだろ!
そうも言っている間に、ヴェレオンのスキルは発動した。
まずスキル《身体防御力増加》。これでヴェレオンは一時的だが防御力が格段に上がった。
そしてスキル《風の吹飛》。このスキルはおそらく、自分達が攻撃してきた時、このスキルの風で吹き飛ばされるのだろう。まさにカウンターと呼ぶに相応しいスキルである。
次に《一切巻き戻し》。このスキルが発動すると自分達がヴェレオンのところへ行っても風で吹き飛ばされ、全て巻き戻しとなるのだ。
さらに《対象成長妨害》。このスキルは噂でしか聞いたことがないが、世界で最強と名高い竜5体に与えられる称号『五大神星竜』しか獲得していないスキルだそうで、能力は相手のスキルによる回復、攻撃、防御、身体能力向上などなどを妨害する物だそう。
ってかそんな物あったら負け確じゃん。
というのは心の中に閉まって置く。
最後に《戦闘助人召喚》。このスキルの能力はその名の通りで戦闘助人を召喚し、その戦闘助人と一緒に戦ってもらうという物だ。
というかまた言っちゃうけど、こんなにスキル使われたら無理ゲーじゃん。




