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ただの人形が天才魔術師になるまで  作者: 戸崎猫男
第2章:霊園教編〜ただの人形が宗教を潰すまで〜
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第28話 解放

『トゥアルー迷宮』というS級ダンジョンのダンジョンボスが持っている『全治の薬草』を摂取することしか廃人状態から普通の人へ戻るための治療法はないのか‥‥‥‥‥‥‥


え、S級ダンジョン?

おいおい、さすがに冗談だろ?


だって、S級ダンジョンってめっちゃ危険なダンジョンじゃん。

そのダンジョンボスを倒すなんて無茶だろ。


「………………!

本当にそれしか治療法はないんですか!?」

「ああ、本当だ」


ヴィリアと呼ばれた男は俺の方を向いた。


「あなたは今、混乱されているでしょう。

体が動かないこと、喋れないこと、自分が廃人状態に陥ってしまった事。

俺たちは先程会議をし、現在行っている『霊園実験』という実験を中止にすることにしたので、この霊園実験の実験体となったあなたは今から解放されます。

あなたがいきなり転移され、全身に麻酔の注射を打たれ、廃人になってしまったのは全て俺たち霊園教の責任です。

本当に申し訳ございませんでした。

俺たちの会話を聞いていたと思うので、分かると思いますが。

あなたが廃人状態から普通の人に戻るための治療法は、『トゥアルー迷宮』というS級ダンジョンのダンジョンボスが持っている『全治の薬草』を摂取することです。

それ以外の治療法はありません。

なんで、あなたが解放されたとしても、治療法は先程のものしかありませんので、俺たちが責任を持ってそのダンジョンボスを倒し、『全治の薬草』をあなたへ届けます」


なるほど…………

つまり、この『霊園教』って人たちがダンジョンボスを倒して、俺が普通の人に戻るための薬草、『全治の薬草』を俺に届けてくれるってわけか!


でも、この人たち大丈夫なのか?

死人がでたりしたら……………


「あなたは死人がでたりしたら……………と心配していますね?」


え、なんでわかるの?

怖いんだけど。


このヴィリアさんって人、俺の心よんだの?

エスパーってやつか?


「ご心配ありがとうございます。

ですが、俺たち、『霊園教』の教徒たちは強者揃いなので、安心してください」


まぁ、それなら安心か……………

ん?


足音が響く。

誰かがきたのか?


足音が聞こえる方を向いてみると……………


『………………!

ご主人様!無事だったんですね!!』


え‥‥‥‥‥リドール?

しかも後ろには師匠と………知らない人もいるし。


なんできたん?

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

「面白い!」「読みやすい!」等と思っていただけましたら、ブックマーク、★を押して貰えると嬉しいです!

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