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普通学科の劣等生(旧題魔法文明滅亡一万年後)  作者: 虹色水晶
第七章 悪夢の中へ、悪夢の中へ、逝ってみたいと思いませんよ
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俺TUEEをおしつける奴は多いが、他人とってそれは悪夢でしかない(5)

 血飛沫と共に、パッショリの首が割れたアスファルト上を転がる。


「カヲル君・・・」


 最初に作治が連想したのはパチンコで有名なロボットアニメのナルシスホモだった。

 次に思いついたのは韓国初の、生首の女の子と愛を育む一味変わった恋愛シュミレーションゲームだった。

 そう。あんな感じの植木鉢に生首が突き刺さっていて・・・。

 少し離れた場所に、ひび割れた茶色い植木鉢が転がっている。

 作治は自分の足元まで転がってきたパッショリの首を拾うと植木鉢に優しく入れた。

 そして周囲の泥を集めていれた。

 正直、その瞬間なぜ彼がそんな行為をしてしまったのか。当の作治本人もわからない。だが、彼らは千切れた人間の生首を植木鉢に植えたのだ。


「おい!何をしておるのだ!そんなことをしておるのだ!!そんなことをしても死んだ人間が生き返るわけが・・・」


「助けてください!私はまだ、しにだくないいいいいいいいいいいい!!!!!」


 植木鉢に入れられたパッショリの首は突然叫びだした。

 まるで生きているかのようだ。

 信じられない。胴体を失い、心臓も肺もないというのに。

 植木鉢で花の様に咲くパッショリの首を抱えると作治は立ち上がり、走り出した。


「逃げるよ、アミーラさん!!」


「に、にげるって。どこに逃げても同じであろう?!この世界は鮮血連理草スィートピー・ブラッディエナを中心に回っておるのだぞ?!!」


 慌てて作治を追いかけるアミーラに、両手に持ったパッショリの首植木鉢を落とさぬよう大事に抱えながらこう答えた。


「その鮮血連理草スィートピー・ブラッディエナを倒す方法が見つかった。たぶんね」


 二つ目の交差点を右に曲がり、一つ目のビルの左側に入る。


 『SUBWAY』。


 そこが作治の思いついた逃走経路だ。

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